第18回泌尿器科再建再生研究会
会長挨拶
第18回泌尿器科再建再生研究会
会長 松原 昭郎
JA広島総合病院 病院長

 この度、第18回泌尿器科再建再生研究会を広島で開催させていただくことになりました。由緒ある本研究会を担当させて頂きますこと、この上なく光栄に存じています。
 さて、本研究会は2004年に荒井陽一先生が第1回の研究会を主催されて以降、尿路・生殖器の再建術、Tissue Engineering、万能細胞を用いた再生医療など尿路・生殖器の構造、解剖、機能の再建・再生、温存に関する数多の基礎的・臨床的研究が複眼的に議論されてきました。その間、iPS細胞や手術支援ロボットなどの革新技術が登場し、これらは本研究会発展の推進力になったように思います。そして今、医療現場には新たな革新技術デジタルトランスフォーメーション(DX)の波が押し寄せています。例えば人工知能AIロボットです。ロボットは手術のデジタル化をもたらしており、経験豊富な外科医の手術をロボットに学ばせることで、その外科医の判断をAI ロボットが代行すれば、より安全な手術が期待できます。その他、5G・6Gによる遠隔医療、あらゆる医療機器がインターネットにつながるInternet of Medical Things(IoMT)、ビッグデータ活用などDXは今後、医療のゲームチェンジャーになるかもしれません。また、iPS を始めとする万能細胞の実用化をにらんだ研究開発も活発化しており、昨年は国内初のiPS 細胞を使ったがん治療が始まりました。
 このような医療イノベーションは、今後、直接的あるいは間接的に尿路・生殖器の再建・再生医療を発展させ、良好な機能温存などの治療成績向上をもたらすことは間違いありません。いみじくも、現代表世話人である武中 篤先生は、本研究会ホームページで患者さんにReal benefitをもたらす各種の医療イノベーションは本研究会の範疇であると述べられています。
 そこで、第18回目となる今回は、テーマを「わくわくするリアルへの挑戦」とし、これまでの一般的な再建・ 再生はもちろん、泌尿器科医療そのものを再建・再生するような医療イノベーション、わくわくする夢のある近未来の医療を取り上げることにしました。おもなプログラムはこのHPをご覧下さい。
 なお、これまで現地開催を目指して準備をしてまいりましたが、4月に入って非常事態宣言やまん延防止等重点措置など、新型コロナウイルス感染症の広がりが予測困難な状況となったため、やむなく完全WEB開催へと変更しました。人の温もりが繋がらない欠点はありますが、時間的な都合は付けやすくなると思います。参加費も無料としましたので、奮ってご参加ください。皆様のご参会を心待ちにしています。

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