第11回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナー
世話人 和田 淳
岡山大学 腎・免疫・内分泌代謝内科学 |
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この度、第11回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナーのお世話をさせていただくことになりました。このような機会を与えていただき、皆様に深く感謝申し上げます。
本セミナーのテーマは「チームで取り組むダイアベティス診療」といたしました。「ダイアベティス」という呼称は、糖尿病に対する誤解や偏見を払拭するために、「日本糖尿病協会」と「日本糖尿病学会」が提唱しています。「糖尿病」から連想されるイメージは、今まで診断された方々に大変な苦痛を与えていたと思います。また漢字圏以外のすべての国々で用いられている呼称であることも「ダイアベティス」を用いる理由と思います。しかし「第11回中四国糖尿病ダイアベティス診療スキルアップセミナー」とセミナーの名称をすぐは変更できないので、「チームで取り組むダイアベティス診療」というテーマといたしました。
スキルアップセッションでは「インスリンポンプとCGM」、「糖尿病性腎症重症化予防」、「肥満症合併糖尿病における減量代謝改善手術」、「糖尿病網膜症」をテーマといたしました。チーム医療に取り組んでおられるスタッフの皆様に、すばらしいスキルの一端をご紹介いただきます。
またエクスパートレクチャーでは、岡山大学学術研究院保健学域看護学分野 加澤佳奈准教授、鹿児島大学病院総合臨床研修センター/糖尿病・内分泌内科 出口尚寿准教授、ランチョンセミナーでは、佐賀大学医学部肝臓・糖尿病・内分泌内科 安西慶三教授に講演をお願いいたしました。
「チームで取り組むダイアベティス診療」をテーマにスキルアップを図ることにより、ダイアベティスのある方々に寄り添った診療が実現するよう祈念いたします。