第12回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナー
世話人 石田 和史
厚生連広島総合病院 糖尿病代謝内科・糖尿病センター |
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このたび、第12回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナーのお世話を務めさせていただきますことを大変光栄に存じております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて今回のセミナーのテーマは、「療養ってやっぱり私たちの糧、患者さんとの会話が鍵!! 〜本セミナー初のスマホを用いた双方向での学び〜」とさせていただきました。糖尿病治療の目標は、血管合併症のみならず悪性腫瘍・認知症・サルコペニアなど多岐にわたる併存症の発症進展を阻止して、糖尿病のない人と同等な寿命とQOLを維持する点にあることはすでに周知のことと存じます。しかし実際の臨床現場では、症状の乏しい疾患であるがゆえ、糖尿病とうまく付き合えない患者さんが数多く存在し、その対応に日々悩まれているのではないでしょうか。そして、一方向的な知識の伝達が患者さんの行動変容にあまり有効でないことも経験されていることでしょう。
「目の前の患者さんを良い方向に導くため、自分に何ができるか?」これが療養相談の原点ではないでしょうか? 本セミナーは、患者さんとの良いコミュニケーションをとるために必要なスキルを向上させることが目的ですが、演者の先生方のお話を聴講するだけの一方向的アプローチでの学習効果は十分でないことが知られています。今回のセミナーでは、初の試みとして各セッションの演者の先生方から皆様に向けて質問やクイズを投げかけていただき、それに対して参加者ご自身のスマートフォンで気軽に回答するという双方向の企画としました。「自身で考え、自分なりの答えを出す」ことを経験していただくことで、楽しくかつより高い学習効果が得られると思いますので、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。