第54回中国・四国整形外科学会
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ごあいさつ
第54回中国・四国整形外科学会
会長 坂井 孝司

山口大学大学院医学系研究科整形外科学 教授
 このたび、第54回中国・四国整形外科学会を2021年(令和3年)11月20日(土) 21日(日)の2日間にわたり、山口県宇部市のANAクラウンプラザ宇部で開催させていただくことを大変光栄に存じます。現時点で新型コロナウィルス感染症の終息が見えない状況ではございますが、今後の状況を注視しながら、どのような開催形式で地方会を行うかを慎重に検討して参ります。私自身にとりまして初めて主催させていただく学会であり、どのような形式で開催させていただくにせよ、整形外科教室及び同門会一同、鋭意準備に努力して参ります。
 本学術総会のテーマは「温顧知真」とさせていただきました。近年、疾患に対する病態解明の新たな研究成果に基づいた各種新規薬剤の開発や、医工連携による新たなインプラントの開発、再生医療を含めた種々の新しい治療法が、ドラッグ・ラグやデバイス・ラグの課題は残るものの多くが臨床応用に至っています。果たして‘新しい’医療・知見が‘真’なのかどうか、常に検証されフィードバックされ、建設的により良い方向へ向かっていくことが理想的です。現在、我々が想像もしなかったCOVID-19感染という事態に見舞われ、世界中の研究者・医療者はワクチン開発を急ピッチで進めていますが、‘新しい’医療・知見が‘真’なのかどうか、まさに近い将来に待ったなしで問われる事例であります。我々の整形外科分野においても常に先進的、国際的な視点から新たな発見や発明をし、医療貢献をすることが求められていますが、やはり‘新’が‘真’なのか、顧みて大事にすべきことは温かく保持していく必要があると考え、温故知新ではなく「温顧知真」と造語をテーマとさせていただきました。本学会では‘真’とは何かを検証しつつ、日々活躍、努力されている先生方に多数ご講演、ご発表いただき、活発に議論していただきたいと考えております。
 特別講演として、山口労災病院院長・山口大学名誉教授の田口敏彦先生に脊椎外科と慢性疼痛の知見についてお話を頂く予定です。また山口大学大学院医学系研究科の浅井義之教授に、AIと医療についてご講演をお願いしております。
 学会の形式も含めました詳細につきましては今後、随時学術集会ホームページ上でお知らせいたします。どうか多くの皆様にご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。