第31回日本心血管インターベンション治療学会学術集会
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第28回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)中国四国地方会
会長挨拶
第28回 日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)
中国四国地方会 会長 岡山 英樹
愛媛県立中央病院 副院長
 この度、第28回CVIT中国四国地方会を開催させていただくこととなりました。この様な機会を頂き、会員の皆様に心から感謝申し上げます。
 COVID-19のパンデミックは我々の想像をはるかに超える災厄となり、現在は未来の歴史の教科書に大きく載るであろう非日常の真っただ中です。多くの学会がWeb開催を余儀なくされ、第27回CVIT中国四国地方会も1年延期でWeb開催となりました。インターベンション医の日常診療にも大きな影響が及びました。感染症に対峙しつつの救急対応、入院制限による侵襲的治療の延期、救急制限によるACS患者の受け入れ困難などです。またプロクタリングを伴う新規デバイス導入のハードルは高いままです。しかし物事には必ず二面性が存在します。ペストやスペイン風邪等の歴史的パンデミックはリセットの過程で国家規模、世界規模のパラダイムシフトを引き起こしました。現在のパンデミックでは半ば強制的にリモート、すなわちデジタルトランスフォーメーション(Dx)が定着しました。
 パンデミックにより本邦の医療の脆弱な部分が明らかになりました。働き方改革は目の前に迫り、循環器対策基本法により施策からのアプローチが始まろうとしており問題山積です。今回のテーマは、現在のカオスを一回リセットし、with コロナ時代のインターベンションを見つめなおす意味で「The Great Reset」としました。Dxにも限界があり、対面の学術集会こそ化学反応の場と考えます。パンデミックが収束し、今度こそはいつものコンベンションセンターで、中国四国のインタベ仲間が未来のインターベンションを熱く議論できることを祈念しております。是非皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。