第32回日本小児整形外科学会学術集会
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大会長挨拶
第32回日本小児整形外科学会学術集会開催にあたって

第32回日本小児整形外科学会学術集会 会長 
尾﨑 敏文
岡山大学学術研究院医歯薬学域 教授 整形外科学分野 担当
 この度、2021年12月2日(木)~3日(金)の2日間、岡山市にて開催を予定しておりました第32回日本小児整形外科学会学術集会は、皆様の健康と安全を第一優先とし完全Web開催とさせていただくことといたしました。皆様のご理解の程どうぞよろしくお願い申し上げます。長い歴史ある本学会の学術集会を岡山大学で担当させていただきますこと大変光栄に存じます。また、その責務の大きさに身の引き締まる思いでございます。ひとりでも多くの皆様に御参加いただき満足いただける学術集会となるよう、関係者一同でしっかり準備してまいりたいと思いますのでどうかよろしくお願いいたします。
 テーマは「子供たちに輝く未来を - Orthopäden für ein Kinderlächeln - 」といたしております。副題のドイツ語の部分は、「子どもの笑顔のための整形外科医」という意味で、まさに小児整形外科の存在意義かと思います。
 さて、日本小児整形外科学会は、平成2年に「小児整形外科学に関する研究発表、連絡、連携及び研究の促進を図り、整形外科学の進歩普及に貢献し、もって学術文化の発展に寄与すること」を目的に設立されました。同年11月には、第1回学術集会が鳥山貞宣会長により開催されました。ちなみに日本小児整形外科学会は東日本小児整形外科学会と西日本小児整形外科学会がひとつになったものですが、前身となります西日本小児整形外科学会、その第1回は平成元年2月に岡山大学整形外科の田邊剛造先生が担当させていただいたことが記録に残っております。従いまして日本小児整形外科学会の学術集会の開催は岡山大学及び同門でははじめてとなります。
 近年少子化とともに、ひとりひとりの子どもを大切に育てることがより重要となっています。そして、小児整形外科は、子どもの10年後あるいは20年後、さらにその先を見据えた治療を行わなければなりません。先人の知見・経験から学ぶことも大変重要で、そこから未来に向け更なる発展を目指していくことが重要です。
 今回の特別講演として、本学会名誉会員の高山真一郎先生、教育研修講演として、旭川荘療育・医療センター 整形外科/リハビリテーション科の赤澤啓史先生にお願いしております。大変有意義なお話を伺えるものと存じます。また、若者の内向き志向が近年よく話題になり、若手医師が海外留学にあまり積極的ではない状況も耳にします。今回は海外から4名の先生方にご参加いただき、貴重なご講演を賜る予定です。米国のJohn E. Herzenberg先生、イスラエルのHaim Shtarker先生、韓国のHae-Ryong Song先生、そしてDDH超音波診断のレジェンドであるオーストリアのReinhard Graf先生にお願いしております。海外講師のご講演を研究や臨床活動の参考とするだけでなく、留学のチャンスやヒントを見つけることの一助となれば幸いに存じます。
 小児整形外科領域の第一線でご活躍中の皆様が最新知見を発表し、新たな知識を学び、自由闊達に熱い議論がなされる場として本学術集会を提供したいと考えています。そして当学術集会が小児整形外科学の進歩に少しでも貢献でき、子どもたちの幸福につながることが主催者の望みです。完全Web開催となりますが、関係者一同、皆様にご満足いただけるよう精一杯準備させていただきたく存じます。皆様のご参加を心からお待ち申し上げております。