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第46回 癌免疫外科研究会 当番世話人 藤原 俊義 岡山大学学術研究院医歯薬学域 消化器外科学 教授 |
この度、第46回癌免疫外科研究会を、2025年5月15、16日の2日間、岡山プラザホテルにて開催させていただくこととなりました。歴史と伝統ある本会を担当させていただきますことを、たいへん光栄に存じます。岡山での開催は、私の先々代の折田薫三岡山大学名誉教授の1980年の第1回、合地明名誉教授の2013年の第34回に次いで3回目となります。これから多くの会員の先生方に満足いただけるよう、鋭意準備に努めてまいります。
がん免疫にも長い暗黒の時代がありましたが、免疫チェックポイント阻害剤の登場から、免疫療法はがん治療のメインストリームに躍り出ることとなりました。地道な基礎研究を抜けた先に輝く臨床への大きな貢献は、がん免疫研究者の弛まぬ努力の結実の成果であります。しかし、その恩恵は、すべてのがん患者さんが受けられるわけではありません。昨年の第45回で、当番世話人の遠藤格教授が掲げられた「集学的治療の1パートとしての免疫療法」は、まさに多彩な戦略を駆使して効果を高める素晴らしい継続課題であります。そして今年は、「空間軸と時間軸から視るがんと免疫」を新しい課題に挙げさせていただきました。シングルセル遺伝子発現解析が拡がりつつある今、がん免疫療法をさらに進化させるために、多様な解析技術を用いてリバーストランスレーショナル・リサーチを実践する必要があると感じます。自由な発想で、飛躍的ながん免疫研究につながることを期待しております。
外科医ならではの視点で、基礎研究、臨床研究・臨床試験から興味深い症例報告まで、がん免疫に関わる幅広い演題を応募いただきたいと思っております。また、特別講演、シンポジウム、共催セミナーなど、わかりやすくがん免疫を学ぶ企画も進めてまいります。
最後になりますが、本研究会のはじまりの地である「晴れの国」岡山でがん免疫療法の発展を語らい、岡山城や後楽園、倉敷などの名所旧跡と瀬戸の料理をご満喫いただきますようお願いいたします。風薫る5月の岡山で、多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。