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第121回日本消化器病学会中国支部例会
会長 藤原 義之
鳥取大学医学部 消化器・小児外科 教授 |
この度、第121回日本消化器病学会中国支部例会を鳥取県米子市駅前にある米子コンベンションセンターにて開催することになりました。伝統ある本会の会長を務めさせていただきます鳥取大学医学部消化器・小児外科の藤原義之でございます。このような機会を与えていただきました現支部長の島根大学内科学第二講座の石原俊治教授、前支部長の鳥取大学消化器・腎臓内科学の磯本一教授、ならびに評議員の先生方に感謝を申し上げます。新型コロナ感染症も5類となり以前の日常が戻りつつある状況を鑑み、2024年6月8日・9日に完全対面方式にて開催させていただきます。
今回、特別講演は2025年開催予定の大阪・関西万博の総合プロデューサーも兼任されている大阪大学臨床遺伝子治療学教授の森下竜一先生にご講演をお願いしました。今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、食・健康・長寿社会もキーワードとなっています。森下先生にはこのあたりのお話と腸内細菌に関する最新の知見をお話しいただく予定です。また、初日の教育講演には、鳥取大学医学部をご卒業され、現在大阪大学がんゲノム情報学の教授としてご活躍の谷内田真一先生に、膵癌・膵神経内分泌腫瘍の全ゲノム解析に関するご講演をお願いしております。ワークショップは、消化器癌の集学的治療に関するテーマで、最新の薬物療法・コンバージョンサージェリーなどについてのご発表と討論を考えております。さらに、例年通り、専門医セミナー・エキスパートセミナー・イブニングセミナーなどにおいて、消化器病に関する多岐にわたるテーマで勉強していただけるセッションを予定しており、ご参加いただく先生方に満足していただけるものと期待しております。若手の先生方には、研修医奨励賞・専攻医奨励賞を企画しておりますので、多数の演題の登録をお待ちしております。また、2日目は教育講演を5つのテーマで定しております。
6月の米子は穏やかな天候となります。すぐ近くに皆生温泉や中国地方最高峰の大山がございます。また、海の幸・山の幸が豊富でおいしいお酒とともに堪能していただければ幸いです。多くの先生方とお会いできるのを楽しみにしております。