令和3(2021)年度
大学病院情報マネジメント部門連絡会議
大会長挨拶

ご挨拶

 謹啓 時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 この度、令和4年1月19日(水)〜21日(金)の3日間にわたり、令和3年度大学病院情報マネジメント部門連絡会議を岡山大学病院主催で開催する運びとなりました。
 本会議は、国立大学病院のみならず、公立・私立大学病院等の情報マネジメント部門に関するあらゆる職種の方が一堂に会し、医療の質、医療安全、医療経営、業務の効率化、情報セキュリティといった課題について深く議論を交わすことができる貴重な機会として、長年にわたって開催され、病院情報マネジメント部門の管理・運営に多大な貢献をして参りました。また、病院の職員のみならず、関係する医療・情報関連企業の方々にとっても有益な機会となって来たものと思います。
 令和3年度の本会議は、「病院情報システムと働き方改革」をテーマとして企画いたしました。昨今の医療情報システムは飛躍的に発展を遂げています。一方、働き方改革関連法が施行されてはいるものの、医療改定、報告義務、医療安全対策業務の増大などにより医療業界では働き方改革が進んでいるとは言い難い状況です。医療における働き方改革の内容は多岐に渡ります。デジタルトランスフォーメーション(DX)、タスクシフト・タスクシェアリング、勤怠管理、ロボットによる業務自動化(RPA)、人工知能(AI)などさまざまですが、患者さんを相手にしている業務である以上、単に勤務時間を減らせばよいというものではありません。そこで、病院情報システムの機能改善をしたり、その病院が保有するビッグデータを用いることで、これらに寄与することが可能になると思います。本会議を通じてコストに見合った働き方改革が実現できるように、各病院で取り組まれている施策を発信、共有できる会議となることを期待しております。
 1月開催ではありますが、岡山は晴れの国であり気候は穏やかです。会場の岡山コンベンションセンターはJR岡山駅に隣接し、交通の便は申し分ありません。昨年度から引き続いているCOVID-19の推移の見極めが必要であることから開催方法は現時点ではまだ流動的ですが、有意義な連絡会議となるように全力で準備を進めて参りますので、趣旨にご理解いただき、多数のご参加を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
 末筆ながら、皆さまの益々のご健勝をお祈り申し上げます。