| 第44回整形外科バイオマテリアル研究会 会長 石川 正和 香川大学医学部 整形外科学 教授 |
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このたび、第44回整形外科バイオマテリアル研究会を香川大学医学部整形外科学教室が担当させていただくこととなり、深く感謝申し上げますとともに、大変光栄に存じます。
本研究会は、整形外科バイオマテリアルに関する知識や研究レベルの向上、会員間の学問的交流を目的に1981年に整形外科バイオセラミック・インプラント研究会として設立されました。2010年に骨軟部吸収材料フォーラムと統合され名称を現在の整形外科バイオマテリアル研究会に改め、基礎研究者、医療機器メーカー、整形外科臨床医が一堂に会する場として、日本の整形外科医療機器の発展に貢献してきました。歴史ある本研究会を四国で初めて、香川の地で開催できることを誠に有り難く思っております。
今回のテーマ「今こそmultidisciplinary approach!!!」 は香川県が生んだ偉人、平賀源内の多才で柔軟かつ先進的な姿勢から着想を得ました。整形外科バイオマテリアルの研究・開発は、医療、工学、生物学、さらには産業界や社会との連携なしには発展し得ません。これまでも多分野の知識と技術を融合し、多角的視点から挑む“学際的アプローチ”が推進されてきましたが、コロナ禍を経て、医療と他分野との距離はさらに近づいたと感じています。本研究会が、多様な分野の皆様による新たなアイデア創出と知見共有の場となることを願っております。
シンポジウムではソフトおよびハードマテリアルの両面から第一線の研究者に議論いただきます。また、特別講演は、早稲田大学理工学術院先進理工学研究科共同先端生命医科学専攻教授・岩﨑清隆先生をお迎えし、新たな脱細胞化組織の未来についてご講演いただきます。また、ランチョンセミナーでは佐賀大学医学部人工関節学講座准教授・河野俊介先生により、新たな抗菌インプラントの展望についてお話しいただきます。ご参加の皆様にとって、実り多い研究会となることを心より願っております。
香川は季候が温暖で、12月には澄んだ空と瀬戸内の島々が一層美しく映える季節です。ぜひ、研究会の合間に、地元ならではの幸を味わい、地方都市の魅力を感じていただければ幸いです。
本研究会が、皆様の交流と整形外科バイオマテリアル研究の新たな挑戦への一歩となることを願い、活発な議論とご参加を心よりお願い申し上げます。