第15回日本IgG4関連疾患学会学術集会
会長 能登原憲司
倉敷中央病院病理診断科主任部長 |
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この度、倉敷で第15回日本IgG4関連疾患学会学術集会を開催させていただきますことを、大変光栄かつうれしく思います。関係のスタッフとともに鋭意準備を進め、実りある学術集会とすべく努める所存です。
ご存じの通り、IgG4関連疾患は本邦から提唱された疾患概念で、現在では国際的に認知され、かつ注目されています。本邦においては、厚生労働省「オールジャパン体制によるIgG4関連疾患の診断基準並びに診療指針の確立を目指す研究」班と本学会において、臨床各科、放射線科、病理の医師が一堂に会して議論することで研究を発展させ、さらに診断や治療についてのコンセンサスを形成してきました。しかしながらまだまだ未解明なことが多く、さらに研究面で世界との競争が激しさを増している状況にあります。
第15回IgG4関連疾患学会学術集会は「裾野を広げてさらなる高みへ」をテーマとしました。IgG4関連疾患の診療はすでに日常のこととなり、専門家と専門外の医師、医師以外の医療スタッフの連携が重要になってきました。さらには、連携の中に患者の皆様にも加わっていただき、ニーズに合った診療を考えていくことも必要でしょう。そこで、みんなで情報を共有しながら仲間を増やしていけるようなセッションを企画しました。今まで本学会に参加したことのない皆様にもこの機会にぜひご参加いただき、仲間に加わっていただけますと幸いです。また、私が専門としている病理診断はIgG4関連疾患の診断において重要な役割を果たしていますが、今日の病理検体は小さな生検検体で、また生検の難しい部位も存在します。生検がどのようなときに必要なのか、生検でどこまで診断できるのかが課題で、それについて議論したいと思います。さらに、日本が今後も国際的に研究をリードしていけるように、英語によるinternational sessionを開催いたします。外国人ゲストの招聘も考えています。4月に開催されるIgG4関連疾患国際シンポジウムにもつなげていけるよう、皆様の挑戦に期待しています。
倉敷の美観地区は白壁のきれいな街並みで有名で、大原美術館を代表とする芸術の宝庫でもあります。夜は岡山の海や陸の幸を楽しんでください。本学会は現地開催しますので、皆様に倉敷でお目にかかれますことを楽しみにしております。