第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会 実行委員長 筒井 由佳 高知県病院薬剤師会 会長/社会医療法人近森会近森病院 薬剤部長 |
この度、第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会中国四国支部学術大会を2023年10月28日(土)・29日(日)の2日間、高知市の高知県立大学永国寺キャンパスを主会場として開催させていただくことになりました。
今年のメインテーマは「薬学が切り拓く新時代Society5.0 -薬薬薬連携の進展と評価-」とさせていただきました。人口減少、高齢社会といった社会問題に加え、COVID-19の影響により医療を取り巻く環境が急激に変化しています。社会的課題の解決を図るべく我が国が目指す未来社会Society5.0に向けて私達薬学に携わる者も薬学の発展と地域医療を守る使命を果たすために主体的に進むべき道を切り拓くことが求められます。電子処方箋やオンライン資格確認の運用が開始され、IoTやAI、ロボット、ビッグデータといった新しい技術による医療が現実のものとして動き出しています。先進的な技術を育て地域医療に役立てるために、薬学の基礎・研究、教育そして臨床がお互いを尊重し、強固な連携により共に発展することが望まれます。そのような背景において2007年高知開催から引き継がれる日本薬学会、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会が一同に集う本学術大会開催の意義は大変大きいものとなっています。日頃の研究成果を発表し、柔軟な発想を得て、未来社会への一歩を踏み出していただくことを期待しています。
より多くの皆様の本学術大会へのご参加を心よりお待ちしております。