第54回中国・四国整形外科学会
学会事務局
山口大学大学院
医学系研究科整形外科学
〒755-8505
山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-22-2268
FAX:0836-22-2267
運営事務局
〒701-0205
岡山市南区妹尾2346-1
TEL:086-259-5578
FAX:086-250-7682
Email:csoa2021@wjcs.jp
ごあいさつ
第54回中国・四国整形外科学会
会長 坂井 孝司

山口大学大学院医学系研究科整形外科学 教授
 第54回中国・四国整形外科学会を2021年11月20日(土)~21日(日)に開催させて頂くことを大変光栄に存じております。本来であれば山口県宇部市ANAクラウンプラザホテル宇部において開催させていただく予定でしたが、ご承知のように新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況下で、本学会をどのような形態で開催するかについて、整形外科関連あるいは他科の学会開催状況・開催形態についても参考にさせていただきながら、慎重に検討を重ねてまいりました。
 多くの医療関係者がワクチン接種を終えられているとはいえ、①本稿を記している段階で第5波の真只中にあること、②今秋から冬にかけて新たな波の到来も予測されること、③現地開催により感染拡大を助長する恐れがあること、④ハイブリッド開催は予算編成上困難であること、などから、Web開催形式のみを選択するという結論にいたりました。会員の皆様の健康と安全を第一優先とし、新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点からのやむを得ない判断でございます。
 完全Webによる開催形式とはなりますが、コロナ禍にあっても本学会の重要な役割を果たすべく、整形外科教室及び同門が一丸となって準備を進めて参りました。特別講演として山口大学名誉教授の田口敏彦先生には痛みの機能と病態について、山口大学システムバイオインフォマティクス講座教授の浅井義之先生には医学・医療におけるAI・システムバイオロジーの展開について、教育講演として大阪大学教授の忽那賢志先生にはCOVID-19の最新知見についてご講演いただき、オンデマンドでご視聴いただく予定です。また「COVID-19に対する整形外科医の関わり」と「カダバートレーニング」に関する2つのシンポジウムは総合討論も含めライブ+オンデマンドで御視聴いただく予定です。学会のテーマを「温顧知真」という造語としましたが、まさにCOVID-19感染という事態においては‘新’が‘真’なのか待ったなしで問われる事例であり、本学会が整形外科とCOVID-19との関わりについて、現時点での検証を行うよい機会になればと考えております。
 私にとりましては、生涯で最初に主催させていただく学会でございます。それだけに中国・四国整形外科学会の会員の皆様を現地で直接おもてなしさせていただくことができない状況は非常に残念ではございますが、どうかご理解いただき、多くの皆様にWebでのご参加を頂ければ幸いでございます。何卒よろしくお願い申し上げます。