日本在宅医療連合学会 第6回地域フォーラム四国
主催
日本在宅医療連合学会
大会事務局
香川県立保健医療大学
保健医療学部看護学科在宅看護学
TEL:087-870-1579
Email:
okada-m@kagawa-puhs.ac.jp
運営事務局
株式会社キョードープラス
〒700-0976 
岡山市北区辰巳20-110
TEL:086-250-7681 
FAX:086-250-7682
Email:
jahcm-forum2024@kwcs.jp
日程表・プログラム
■招聘講演
優しさを伝えるケア技術 ユマニチュード
座長: 大橋 英司 第6回地域フォーラム四国大会長
医療社団法人 大橋内科胃腸科
講師: 本田 美和子  一般社団法人 日本ユマニチュード学会代表理事
国立病院機構東京医療センター総合内科医長/
医療経営情報・高齢者ケア研究室長
▼ 【講演内容】
 ユマニチュードとはフランス人の体育学の専門家イブ・ジネストとロゼット・マレスコッティが開発したケア技法である。「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの柱と、まるでケアを物語のように一連の手順で完成させるケア・コミュニケーション技法が編み出された。(ユマニチュード学会HPより)在宅医療・介護の現場の支援者は、誰もが「優しくありたい」と願っている。しかし、過酷な医療・介護現場では決して簡単なことではない。招聘講演は、日本にユマニチュードを導入された本田氏より“優しさを伝える技術”ユマニチュードを講演いただく。対象者の自律と自律を尊重し、日々のケア技術を通した対象者の尊厳を護る真の優しさを学びたい。
■講演
「地域におけるリハビリテーションの重要性と今後の展望(仮)」
座長: 永岡 誠司 香川県理学療法士会
講師: 小川 克巳 一般社団法人日本ユマニチュード学会理事
▼ 【講演内容】
現在、病院から在宅へ医療がシフトしつつあるため、医療介護連携の重要性が増してきている。その繋ぎを構築するうえで欠かせないのがリハビリテーションであり、今後も理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の活躍が重要である。今回、前参議院議員として現在もリハビリテーション関連の諸問題について、国政現場でもご対応されているご経験も踏まえて、地域でのリハビリテーションの重要性と今後の展望についてご講演いただく。
地域で実現する心不全の緩和ケア
座長: 南 大揮 医療法人OWL みなみ在宅クリニック
講師: 大石 醒悟  医療法人社団まほし会 真星病院 循環器内科 内科部長/副理事長
▼ 【講演内容】
 2018年に要件を満たす心不全患者が緩和ケア診療加算の対象となり、2024年6月の診療報酬改定では、在宅での心不全末期の患者への注射での麻薬の投与と強心剤の持続投与に対する指導管理料が新たに保険収載されました。そのことからも分かるように近年増加する心不全患者の診療において、かかりつけ医の果たす役割は大きくなっています。
 講師の大石氏は、兵庫県立姫路循環器病センターで2011年に心不全緩和チームを立ち上げ、活動し、2023年以降の現職では心不全の病診連携にも積極的に取り組まれています。意思決定支援を含めた緩和ケアの実践や病診連携の重要性についてご自身の経験を踏まえてご講演頂きます。
認知症専門医による在宅医療の実際
座長: 中村 光夫 医療法人社団以和貴会 いわき病院 認知症疾患医療センター
講師: 内田 直樹 医療法人すずらん会たろうクリニック
▼ 【講演内容】
 認知症では、病状の進行に伴い病識が低下し、受診や生活支援を拒否するケースが少なくない。また、認知症の医療・介護を行う上で、本人の生活歴や本人を取り巻く環境の把握は欠かせない。このような意味から、認知症の人への在宅医療は、重要な選択肢になりうる。講師の内田直樹氏は認知症専門医で、福岡市を拠点に、早くから認知症の在宅医療に取り組んでこられた。ご自身の認知症の人に寄り添う在宅医療の経験と、多職種連携、地域作りについてご講演いただく。
■交流集会
生きがいをつくる・支える訪問看護
座長: 片山 陽子 香川県立保健医療大学
講師: 藤野 泰平 株式会社デザインケア みんなのかかりつけ訪問看護ステーション
▼ 【講演内容】
 その人らしく尊厳ある人生を送るために、生きがい、生きる喜びを持って生きていることは大切です。
1人ひとりの生きる喜びを大切にしたい、いくつになっても、たとえ人生の終末の時期であったとしても、人として追い求めるかけがえのない「生きる喜び」を叶えることを利用者と約束し、スタッフ一丸となって叶えている訪問看護ステーションがあります。もちろん医療専門職として最適なケアの提供や異常の早期発見、病気を自己コントロールできる力、すなわち「生きる力」を高められるように、その人のもつ力を信じて引き出す関わりとの両輪です。
生きがいをデザインする力と、病気の不安を取り除く専門性を発揮した最高のケアを実施している、みんなのかかりつけ訪問看護ステーション全国30事業所(2024年7月現在)を展開する株式会社デザインケア代表取締役社長(訪問看護師)の藤野泰平氏の講演を聴き、参加する皆さんと一緒に生きがいをデザインする看護について意見交換したいと思います。どうぞ、ご参加ください。
■トークセッション
在宅療養に関わるお金の話
座長: 大川 裕子 暮らしとお金 まるっと相談所
  太田 敦 医療法人あおい空 おおた在宅クリニック
トークゲスト: 1.社会保険労務士 
  谷川 由紀
高松太田社労士事務所
  2.看護師 
  竹内 永子
みんなのかかりつけ訪問看護ステーション徳島
  3.介護支援専門員 
  位頭 薫
ケアプランセンターゆいまーる
▼ 【講演内容】
 在宅で療養するとき、医療や介護の情報と同時に、お金に関する情報もとても大切です。しかし、お金の話は家族でもしにくく、情報や知識がないことで受けたい治療やサービスを制限してしまうこともあります。
 お金の話はセンシティブであるため、本人や家族、周りの関係者も触れにくい話題ですが、それを解決することが安心して在宅療養を送ることにつながります。  患者(利用者)や家族の困りごとにいち早く気づき、適切な機関、制度、情報につなげていくことも、在宅医療、療養に関わる者たちの責務ではないでしょうか。一番身近なところで見ている支援者だからこそ、ちょっとした困りごとに気づくのも早いはず。
 今回のセッションでは、問題解決のヒントになるものを、一つでも見つけていただくために、ゲストが経験したこと、知識、情報などから、「在宅療養に関わるお金の話」について討論していきたいと思います。
■シンポジウム1
医療的ケア児の防災・災害支援
▼ 【セッション概要】
 日本は自然災害が多く、地震災害、津波災害、気象災害、火山噴火災害などが想定されています。とくに南海トラフ地震の際には甚大な被害が予想され、地域によっては孤立して救援や支援物資がすぐに望めない可能性が高いと考えられます。
 医療的ケア児は災害弱者であり、日常生活においても電源への依存度が高く、防災、災害支援において特別な準備を必要とします。これまでの経験から個別支援計画の重要性、停電に対応した電源確保、避難所の問題などが明らかになっています。
 今回のシンポジウムでは先進的な取り組みを行なっている専門家の方々とともに、現状の課題と今後の進むべき方向性について皆様と議論を深めたいと思います。
座長: 松本 務 医療法人財団千葉健愛会 あおぞら診療所高知潮江
  諏訪亜季子 香川県立保健医療大学
シンポジスト: 1.医療的ケア児者の避難場所確保の一手段「ぼうさいやどかりおかやま」について
  中川 ふみ つばさクリニック岡山
  2.医療的ケア児のへの安否確認とSOS受信機能を実装したK-DiPS BCP
  中井 寿雄 高知県立大学看護学部看護学科
  3.IT×地域の力で医療的ケア児家族の避難サポート『ひなんピング』
  頼定 弥生 NPO法人輝くママ支援ネットワークぱらママ
  4.特別支援学校における災害対策について
  金井 純子 徳島大学理工学部社会基盤デザインコース
■シンポジウム2
在宅で”食べる”を支える
▼ 【セッション概要】
 病院における栄養サポート体制はNST活動などにより整ってきていますが、在宅医療においては急性期医療を担う病院と連携して栄養サポートする体制や在宅ケアを担う多職種間連携により栄養ケアを推進していく体制はまだまだ整っているとは言えません。さらに、単に栄養ケアと捉えるのではなく、”食べるを支える”ことと考えると、地域の食文化の創生や食のバリアフリー化、買い物難民や孤食などの地域の社会課題の解決に向けた取り組みなど地域全体での社会連携による多分野間の協働作業となり、まちづくりそのものといっても過言ではありません。本シンポジウムでは、島しょ部や山間へき地を含めた四国の中でそのような課題解決に向けた活動をされているシンポジストに取り組みをご紹介いただき、「在宅で”食べる”を支える」について討論していきたいと思っています。
座長: 大原 昌樹 綾川町国民健康保険陶病院
  猪原 健 猪原[ 食べる ]総合歯科医療クリニック
シンポジスト: 1.歯科が担う在宅医療で食支援への役割
  下村 隼人  しもむら歯科医院・院長
  2.住み慣れた島で最期を迎えるための食の活動(女木島での活動・食の視点も含めて)
  中村隆一郎  訪問看護ステーションQちゃん 一般社団法人LinkEatさぬき
  3.認定栄養ケアステーションによる食支援 きっず食堂と大人食堂の取り組みなど
  清水さゆり  株式会社ハッピーファーマシー
  4.山間過疎地域での食を起点としたまちづくり
  木村 年秀  まんのう町国民健康保険造田歯科診療所 一般社団法人ことなミライ
■シンポジウム3
在宅医療介護における多職種の役割
▼ 【セッション概要】
在宅医療介護に関わる職種と言えば医師、訪問看護師、介護支援専門員が真っ先に思い出されるのではないでしょうか?しかし、それらの職種だけでは在宅医療介護は成り立ちません。様々な職種の活躍と多職種連携で、よりよい在宅医療介護が提供できるのではないでしょうか。四国の中枢管理都市から中核都市へ発展してきた高松市の在宅医療介護の多職種連携はまだまだ十分とは言えない状況です。本シンポジウムではそのような状況下で在宅医療介護に取り組むシンポジストが直面する問題とそれぞれの立場の役割や多職種連携の取り組みについて紹介をいただき、今後の在宅医療介護に必要な取り組みや課題を討論したいと考えています。
座長: 原丈晴 一般社団法人 高松市薬剤師会 専務理事 アイ調剤薬局
シンポジスト: 1.限界集落で薬局薬剤師は何ができるのか
  立道 貴清  きむら調剤薬局 救急認定薬剤師
  2.在宅緩和ケアにおける薬剤師の役割
  西村  淳  日本調剤株式会社 日本調剤リツリン薬局 薬剤師・介護支援専門員
  3.在宅介護を続けるための多職種連携の現場から(仮)
  住久 友見  株式会社マーブル、主任介護支援専門員、歯科衛生士
  4.訪問看護での言語聴覚士の役割と今後の課題
  黒川 清博  リハビリ訪問看護きらっとテラス、
         認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域)
■シンポジウム4
在宅医療の現場における特定看護師の活動
▼ 【セッション概要】
特定看護師とは21区分38行為に分類される高レベルな医行為を実践する知識と技術、医行為の適応を判断する診断とアセスメント能力を指定機関で学び、修了認定を受けた看護師のことを指す。超高齢社会を迎え、医療資源に限界がある中、多職種協働によるチーム医療の展開が必要とされ、特に看護師の役割拡大と機能強化が重要になってきている。このセッションでは、特定看護師とは何なのか、その役割や必要性、具体的な活動などを2人の演者に発表していただき、在宅医療の現場において患者や医療者に与えるメリットを考えていきたい。
座長: 馬木 良文 あおいそら在宅診療所
  飯森 俊介 いろはホームケアクリニック
演者: 1.単独型訪問看護ステーションで実施する特定行為の実際
  新家 勇希  訪問看護ステーションあかりば 診療看護師
  2.特定行為研修を終了した在宅ケア認定看護師の役割
  吉野 牧子  あおぞら内科訪問看護ステーション 特定看護師
■シンポジウム5
在宅での“キズ”の話…床ずれ、足や爪のこと、聞いていきませんか?
▼ 【セッション概要】
 日常目にする、お世話をする方々の皮膚…皮膚で困ることのひとつが“キズ”すなわち皮膚創傷ですよね。とくに悩ましいのは難治性皮膚創傷、すなわち褥瘡(床ずれ)や足病変(壊疽や潰瘍、爪トラブル)ではないでしょうか。
 もし創傷が出来てしまったら、放っておくわけにはいかず、医療者と相談しますよね。さいわい病院では、難治性皮膚創傷や足病変の対策を専門とする看護師も増えてきています。しかし残念ですが、在宅領域ではまだまだ十分とは言えません。相談する相手がなかなか見つからないのはつらいこと。だから、大事なことは…そう、予防すること、早く気付くことです。
 このシンポジウムでは、こういったキズの予防・早期発見に必要な知恵と技術を、おふたりの先生にお話していただきます。おふたりは日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会でのエキスパート、総合病院の先生でありながら在宅にもしっかり向き合っておられ、在宅目線でのお話や手ほどきはとてもわかりやすく面白い!と評判です。在宅に関わる皆さんにちょっと、どころかぜひ!聞いていただきたいこのセッション、どうかお見逃しなく!
座長: 中川 宏治 医療法人大和会 福田心臓・消化器内科
シンポジスト: 1.皆が床ずれで苦しまないために 〜二三の大切なアセスメント〜
  岡田 克之  桐生厚生総合病院 副院長/皮膚科診療部長
  2.~フットケア=爪切りだけじゃない~ 病院に行く前にできるフットケアのコツ
  山口 梨沙  伊那中央病院 フットケア・足病センター 形成外科
■シンポジウム6
地域で展開するACP:四国各県からの報告
▼ 【セッション概要】
 超高齢社会のわが国において、一人ひとりが人生の最期まで自分らしく生きることができるように支援し、その目的に資するように医療・ケアを提供することの重要性はますます高まっています。一人ひとりの価値観に基づく選択・決定を実施し、その人にとっての最善の医療やケアを受けることができるために、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning:ACP)は重要です。ACPは、人の価値観や意向、人生の目標などを共有し、その時その時の意思決定支援を丁寧に実施しながら表明された意思を繋ぎ、人生の最終段階となり本人が意思決定することができなくなった場合も、本人の意向にそった医療やケアを受け、本人らしい人生を生きる、Well-beingを実現するために実践する対話のプロセスです。その対話は、終末期の医療選択のみに焦点化するのではなく、地域において健康な段階から開始し、疾患等により支援が必要になった場合など、人生の様々な機会や場で実施しますが、本人のみならず支援者の準備性の不足など課題も多く、それぞれの地域で試行錯誤しながら展開している状況です。このシンポジウムでは、四国各県で実施しているACPの取組みについて、各県の現状や課題などについて多様な視点・立場から報告いただき、討議する機会としたいと思います。
座長: 谷水 正人 社会医療法人仁友会南松山病院
  片山 陽子 香川県立保健医療大学
演者: 1.高知家のACP実践と展開
  森下 幸子  高知県立大学 看護学部 中山間地域等訪問看護師育成講座
  2.徳島県のACP普及の取り組み
  寺嶋 吉保  JA徳島厚生連 阿南医療センター病院長補佐(教育担当)/
         緩和ケア内科部長
  3.ACPの裾野を拡げる、人材育成への取り組み
  吉澤  潔  高松市在宅医療・介護連携推進会議委員長・医療法人社団啓友会
         久米川病院理事長・病院長
  4.介護施設におけるACPの実践と課題
  三浦 雅美  社会福祉法人恩賜財団済生会 姫原特別養護老人ホーム 施設長・
         緩和ケア認定看護師
■シンポジウム7
壮年期癌患者への支援
〜家族との関係性の構築、協調、支援について〜
▼ 【セッション概要】
 体力、気力ともに充実し、社会的地位や責任を負う世代、結婚、子育て、仕事の面においても充実し、他人や家族との関わりも重要になってくる時期が壮年期です。おおよそ30歳代から50前後の時期で、不摂生を行うことも多く、生活習慣病を発症しやすく、癌の発生率も増加してくる世代です。
病気になること、特に末期がんを患うによる医療費への不安、仕事、家族を支えることが難しくなることへの不安、憤り、悲観など、さまざまな感情が出てきてしまう。支える家族や介護者もまた不安、悲しみなどで本人との接し方などにも悩んでしまう現状があります。
そんな時期の癌患者の終末期を在宅医療で支え、本人、周りの人たちの気持ちにどの様に寄り添って行けばいいのか、医療、介護の立場から事例を通して討論してきたいと考えています。
座長: 市川 英明 医療法人 アーク・ケア かもだの診療所
  岡田 麻里 香川県立保健医療大学
シンポジスト: 1.訪問診療での関わり
  市川 英明  医療法人アーク・ケアかもだの診療所 院長
  2.介護・社会的支援での関わり
  大庭 憲史  医療法人 アーク・ケア ケアセンターフィレール ケアマネジャー
  3.訪問診療での関わり ACP支援、家族、本人の気持ちに寄り添う医療
  氏原 亜梨奈 医療法人アーク・ケアかもだの診療所
  4.家族、本人への訪問看護師としてのアプローチ
  安岡 しずか 高知中央訪問看護ステーション 訪問看護師
■シンポジウム8
つながろう・つなげよう・地域の困りごとに地域の力を活かした取り組み
▼ 【セッション概要】
 地域共生社会は、赤ちゃんからお年寄り、元気に学び働く人、病気や障がいとともに暮らす人、様々な人々が、支え合って暮らしていくことを目指しています。このような支え合いのつながりをつくる地域活動には、どのような力が発揮されているのでしょうか?
 本シンポジウムは、保健医療福祉とは異なる立場であり、“学生”と大きなつながりをもちながら活動する3人のシンポジストにご報告いただきます。地域の困りごとに対し、地域の強みや特徴を活かした活動に取り組む実践をご報告頂きます。各地域ならではの魅力や強み、困りごとの対処等、地域を元気にした武勇伝やアイディアを共有したいと思います。また、活動に参加している学生の思いも共有し、活発な意見交換をしていきましょう。
座長: 木村 年秀 まんのう町国民健康保険造田歯科診療所 一般社団法人ことなミライ
  岡田 麻里 香川県立保健医療大学
シンポジスト: 1.「ただのYouTuberが、居場所を作るようになった理由」
  幡多 正樹  一般社団法人ことなミライ・業務執行理事・マサキフィルム代表・
         お米も作れる映像作家
  2.「伝えることで変化が生まれる!」
  田村 治仁  一般社団法人IINE 代表
  3.「地域の繋がりを紡ぎ直す、居場所のはたらき」
  川邉  笑  一般社団法人うみのこてらす 代表理事
■ランチョンセミナー1  共催:株式会社大塚製薬工場
第3の経管栄養・間欠的経口経管栄養法を用いた 在宅療養の実際
座長: 太田 敦 医療法人あおい空  おおた在宅クリニック
講師: 馬木 良文 医療法人はれの日 あおいそら在宅診療所
■ランチョンセミナー2  共催:大研医器株式会社
クーデックエイミーPCAの使用経験から得たコツ
 新しい携帯型 PCAポンプをレンタルして在宅緩和ケア支援した7症例
座長: 太田 敦 医療法人あおい空  おおた在宅クリニック
講師: 寺嶋 吉保 JA徳島厚生連阿南医療センター
■ランチョンセミナー3  共催:住友ファーマ株式会社
安心できる在宅での糖尿病治療
座長: 谷水 正人 社会医療法人 仁友会  南松山病院 
講師: 村尾 敏 国家公務員共済組合連合会 高松病院
■市民公開講座1
臨床宗教者からみた訪問診療と終活の必要性
座長: 大橋 英司 第6回地域フォーラム四国大会長
医療社団法人 大橋内科胃腸科
講師: 宍野 史生 (公財)日本宗教連盟理事・宗教法人審議会委員・神道扶桑教管長
▼ 【講演内容】
 父親は、「大好きな車の運転を死ぬまでしたい。」と、皮肉にも、亡くなる当日に免許の書き換えを済ませ、COPDを罹患も喫煙が止められず、酸素療法はお金の無駄。と、自己中断し、亡くなる当日までタバコを燻らせ(くゆらせ)、自宅の気に入った椅子でテレビを見ながら静かに最期を迎えました。
 母親は、「旦那には苦労をかけられた。せめて旦那より、1日でも長生きして見返してやりたい。と毎日のようにつぶやいていた。」血小板増多症経過中に白血病化を来たし、あれよあれよと言う間に、白血病化1か月で父親より先に臨終した。コロナ禍で面会がままならない時期で、入院主治医にダメもとで懇願したところ、速やかに在宅主治医にバトンを渡してくれ、退院後1週間で大好きな孫に見守られ、天に召された。
 宗教家であり、看取り経験者でもある私が『訪問診療と終活の必要性』を痛感したことで、今後、大切な人の死に寄り添う可能性のある皆様と考えて生きたいと思う。
■市民公開講座2
いのちの仕舞いー四万十川のほとりの診療所の毎日からー
座長: 大橋 英司 第6回地域フォーラム四国大会長
医療社団法人 大橋内科胃腸科
講師: 小笠原 望  医療法人 鬨の会 大野内科
▼ 【講演内容】
 小笠原氏は「四万十の流れのように生きて死ぬ(清流出版,2021)」の著者。彼は毎日の診療で出会う「死ぬときは優しい医者にあいたいね・・・」という患者の思いを受け止め、“田舎医者”のあたたかいまなざしを感じる。これからの自分の生き方を迷っている人、自分の命の終わり方を考えている人、介護で大変な思いをしている人、これから誰かの介護をする人に、是非聴いていただきたい。そして、いのちの終わりを自然に受け入れるヒントを得て、明日への元気と希望の糧にされることを願う。
■ワークショップ
10月13日(日) 16:40-17:40 4階大会議室(第2会場)
災害医療介護への取り組み ~医療・ケア体制の整備状況を語るゆうべ~
座長: 原 丈晴 アイ調剤薬局
情報提供者: 棟保 智弘 香川県健康福祉部医務国保課 政策医療グループ
▼ 【講演内容】
 南海トラフ地震は、概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。香川県においてもどんな被害が発生するか想定できていません。地震だけでなく豪雨災害も各地で発生しています。「避難所へ行く」と言っても、在宅医療介護を利用している方は簡単に避難することができません。まずは香川県の行政における医療・ケア体制をご紹介いただき、各地域での災害医療介護の取り組みや実際の被災地で支援活動を行った方々と意見交換を行い、在宅医療介護における災害時の取り組みについて議論したいと思います。『情報を制する者は災害を制す』と言われています、皆様と情報を共有して災害に備えたいと思います。
■Meet The ExpertsⅠ
10月13日(日)13:00-14:30 4階大会議室(第2会場)
「ケアマネさん集まれ!」 ~事例検討のヒント~
座長: 大川 裕子 まるっと社会福祉士
シンポジスト: 大川 裕子 まるっと社会福祉士
  住久 友見 株式会社マーブル、主任介護支援専門員、歯科衛生士
  位頭 薫 ケアプランセンターゆいまーる 認定介護支援専門員
■Meet The Experts II
10月14日(月)13:40-15:00 4階大会議室(第2会場)
「看護育成者集まれ!」 ~看護の教育のヒント~
座長: 片山 陽子 香川県立保健医療大学
シンポジスト: 尾崎 美智 香川県厚農業協同組合連合会 訪問看護ステーション所長
訪問看護認定看護師
  三浦 雅美 社会福祉法人恩賜財団済生会 姫原特別養護老人ホーム 施設長
緩和ケア認定看護師
  森田 公美子 香川県立保健医療大学保健医療学部看護学科 がん看護専門看護師
  藤野 泰平 株式会社デザインケア みんなのかかりつけ訪問看護ステーション