皆様、こんにちは。この度、日本糖尿病学会中国四国地方会第60回総会を、2022年11月11日（金）、12日（土）の2日間、広島市にて開催させていただくことになりました。新型コロナウイルスによるパンデミックを乗り越え、ウィズコロナ時代の新たな生活様式の始まりと、コロナ以前の人と人が出会い活気のあった日常生活を取り戻すことを祈って、第60回の節目となります本会を国際平和文化都市・広島で開催することは大変意義深いと感じております。
　インスリンの発見から100年が経過し、糖尿病の病態の解明や治療薬の開発は確実に進歩を遂げてきました。しかし、日本を含め世界中で糖尿病の患者は今もなお増え続けています。本会が中国四国地方の皆様にとって、これまでの糖尿病医療を深く知り、これからの糖尿病医療を一緒に考える、「温故知新」の機会となるよう鋭意準備をしております。まず、両日ともに特別講演・教育講演を設け、糖尿病医療の過去から現在に至る歴史、そして未来への展望についてお話を聴くことができると思います。次に、臨床の最前線で活躍されている先生方、基礎研究に興味を抱いている若手医師や研究者、そしてチーム医療を担うメディカルスタッフ向けの3つのシンポジウムを企画しております。
　また、本会の開催に向け、血糖値の上昇を抑えるよう考案した、広島ならではの食品を開発しています。広島県や瀬戸内の特産物を余すことなく使用した弁当2種類（和・洋）はランチョンセミナーでお召し上がりいただき、さらに、しっかり甘いけれども血糖値を上がりにくく工夫した広島名物・もみじ饅頭を是非ご賞味ください。