第14回日本くすりと糖尿病学会学術集会
大会長挨拶


第14回日本くすりと糖尿病学会学術集会 大会長
堀川 俊二(社会医療法人社団 陽正会 寺岡記念病院 薬剤科長)

 第14回日本くすりと糖尿病学会学術集会を、2026年9月5日(土)、6日(日)の2日間、広島国際会議場にて開催させていただく運びとなりました。
 本学会は「薬剤師としていかに糖尿病治療に貢献するか」を理念に掲げ、医師、看護師、管理栄養士、その他の医療従事者と連携しながら、糖尿病をもつ人の治療と生活支援に主体的に関わる薬剤師の育成を目的としております。
 本学術集会では、テーマを「百万一心 ― 薬剤師が支える糖尿病の個別化医療 ~基礎から臨床まで 英知を結集し次世代へ繋ぐ~」といたしました。
「百万一心」は、西日本随一の戦国大名・毛利輝元の言葉に由来し、“多くの人の力を一つにして未来を拓く”という願いが込められています。本テーマには、糖尿病医療を担う薬剤師が、基礎から臨床、さらには地域医療に至るまで幅広い分野で培った知を結集し、その成果を次代へとつなぐという思いを込めました。
 さらに、高齢化の進展、多疾患併存やポリファーマシー、社会的孤立、災害対応など多様な課題が顕在化するなかで、薬剤師には、薬物療法の最適化にとどまらず、患者一人ひとりの生活や社会的背景を踏まえた包括的支援が求められています。基礎と臨床、研究と実践、そして現場で得られた知を結びつけ、未来へと継承していく——この「知の循環」こそが、本テーマに込めた本質的な願いです。

 開催地・広島は「復興と平和の象徴」であり、人と人との絆を大切に育んできた街でもあります。この広島での出会いと学びを通して、新たなつながりが生まれ、交流の輪が広がっていくことを心より願っております。

 最後に、本大会の開催にあたりご尽力くださいました関係各位、演者・座長の先生方、そしてご参加の皆様に心より感謝申し上げます。本学会が、糖尿病医療に携わるすべての薬剤師にとって、未来へと踏み出す新たな一歩となることを祈念いたします。
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