公益社団法人日本補綴歯科学会 第132回学術大会 -設立90周年記念大会-
大会長挨拶
大会長 馬場 一美
昭和大学 歯科補綴学講座 |
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公益社団法人日本補綴歯科学会の第39代理事長を拝命して2年目を迎えましたが、この度、第132回学術大会長を重ねて拝命し、2023年5月19日(金)~21日(日)の3日間、パシフィコ横浜にて本学術大会を開催させていただくことになりました。
本学術大会へは、全国から、補綴歯科臨床、研究、教育に携わる歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、関連企業の方など約3,000名の参加が見込まれており、最新の臨床的知見や学術情報の交換の場となるよう、関係者一同、鋭意準備を進めているところです。また、学術大会のテーマとして、昨年同様「補綴の未来、歯科の未来。“Society5.0に向けたイノベーションの創出”」を掲げております。本学会はデジタル技術を社会に浸透させて人々の生活をより良いものへと変革することを指す、いわゆるデジタルトランスフォーメーションに注力して参りましたが、本学術大会が既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションを創出する端緒となることを期待しております。また、令和4年度の第131回学術大会では、日本臨床歯科学会との連携協定を締結し、学術大会の共同開催を行いました。協定締結後2回目の大会となる本学術大会では、連携関係を拡充し、臨床スキルアップのための数々のハンズオンセミナー・臨床リレーセッションの企画しておりますので奮ってご参加ください。さらに新たな企画として「歯科医師と歯科技工士のコラボレートプレゼンテーション」と題した歯科医師と歯科技工士がタッグを組んだ臨床症例のコンペティションが予定されております。また、一般社団法人日本歯科専門医機構認定の歯科専門医共通研修の企画もしておりますので奮ってご参加いただければ幸いです。
これまで、第129回、第130回学術大会は新型コロナウィルス感染症の影響でWeb開催としてきましたが、第131回からは現地開催とWeb配信を併用するハイブリッド開催となりました。現在、第132回についても同様に最大限の感染対策を行い、現地開催とWeb配信を併用したハイブリッド開催とするべく準備を進めております。
最後になりますが、2023年は本学会の創設90周年を迎える年となります。このような素晴らしい節目の年に第132回学術大会を、1859年の開港以来、海外との玄関口として経済や文化の交流の歴史を重ね、活気あふれる国際都市として成長してきた横浜で実施できることには感慨深いものがあります。現在のところ、演題登録開始は12月15日(木)、締め切りは1月13日(金)を予定しております。課題口演、一般口演、ポスター発表、専門医ケースプレゼンテーションなど、多数の演題登録をお待ちしております。