理事長講演 | |||
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「補綴歯科専門医として社会と繋がる―補綴の価値のさらなる創出に向けて―」 | |||
2023年6月に開催される総会および新理事による理事会を経て,岡山大学学術研究院医歯薬学域 インプラント再生補綴学分野の窪木拓男教授が第40代理事長に就任される. 本企画では「補綴歯科専門医として社会と繋がる―補綴の価値のさらなる創出に向けて―」と題して,本会の悲願である標榜可能な専門医制度実現後の本会のあり方だけではなく,若手会員にとって夢のある未来の学会像についてもお示しいただく. |
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座長: | 馬場 一美(昭和大) | ||
講師: | 窪木 拓男(岡山大) |
特別講演 | |||
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「新型コロナウイルス感染症パンデミックの終息に向けて」 | |||
新型コロナウイルス感染症は2022年12月現在,世界では新規感染者数の減少傾向と重症患者や死者の顕著な減少に伴い,多くの国々がウイズコロナ政策へと舵を取り,我が国もそれにならいつつある.現在,それぞれの国はそれぞれの国情に応じたウイズコロナ政策を模索しており,すべてが同じでは決してない.我が国の特殊性や事情をより深く考慮した政策が必要に思われる.高齢人口が世界最多にも拘わらず,ここまで人的被害が少なかった理由を改めて考えてみれば,今後我々が取るべき方向性も明確になるであろう. | |||
座長: | 馬場 一美(昭和大) | ||
講師: | 二木 芳人(昭和大医) |
海外特別講演 | |||
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「Is evidenced based treatment planning in prosthetic dentistry realistic or only an illusion」 | |||
座長: | 細川 隆司(九歯大) 横山 敦郎(北大歯) |
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講師: | Bjarni E. Pjetursson(University of Iceland) |
メインシンポジウム | |||
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「臨床へ実装されるバイオロジー研究 ~研究室から診療室へ~」 | |||
【企画趣旨】補綴歯科学会では幅広い領域で研究が行われており,バイオロジー研究も重点的分野として課題口演のカテゴリーとして取り上げられている.しかし,その研究成果がいかに優れていても,臨床応用まで到達させるまでには多くのハードルがあり,その実例は少ないのが現状である.本シンポジウムでご登壇いただくのは,基礎研究のみならず臨床分野においても優れた研究成果を積み上げて,臨床応用に到達あるいは到達間近のプロジェクトを遂行されている先生方である.これまでの研究のきっかけから,どのようにして研究を遂行し,実用化にアプローチしてきたのか,開発品の臨床使用における留意点やエビデンス等についてご自身の経験と知見をご紹介いただく. | |||
座長: | 疋田 一洋(北医療大) 江草 宏(東北大) |
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シンポジスト: | 二川 浩樹(広島大)
窪木 拓男(岡山大) 澤瀬 隆(長崎大) 吉田 靖弘(北大歯) |
シンポジウム1 | |||
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「補綴の原点である咬合を極める」 | |||
【企画趣旨】咬合とは,歯や補綴装置を介した上下顎の接触関係を指す.中心咬合位で噛んだ場合には,歯列は最大接触面積で咬合し,顎関節や筋肉と調和した場所に下顎は位置づけられ,偏心運動時にはガイドの存在により,下顎は安定した滑走運動が可能となる.失われた中心咬合位を再現するために,様々な議論がなされているが,本セッションでは,咬合を正しく理解し,学会としての方向性を明確することを目的にディスカッションを深めたい. | |||
座長: | 山下秀一郎(東歯大) 谷田部 優(東京支部) |
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シンポジスト: | 重本 修伺(鶴見大) 上田 秀朗(九州支部) 中村健太郎(東海支部) |
シンポジウム2 | |||
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「どちらを使う?二ケイ酸リチウムガラスとジルコニアの徹底比較」 | |||
【企画趣旨】メタルフリーや審美補綴材料の進歩から,オールセラミックス製の補綴装置が広く使用されるようになってきた.オールセラミックスの中でも二ケイ酸リチウムガラスとジルコニアが,最も多く使用されている審美修復材料であると考えられるが,これらの材料の使い分けはどのようにするべきだろうか?本企画では,それぞれの材料の特徴や臨床で使用する上での接着法を整理し,さらにこれらの材料を実際に使用されている臨床家の先生に臨床応用のポイントをご解説いただく予定である. | |||
座長: | 小峰 太(日本大) 南 弘之(鹿児島大) |
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シンポジスト: | 伴 清治(愛院大歯) 猪越 正直(医歯大) 大谷 恭史(関西支部) |
シンポジウム3 | |||
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「リアルワールドデータの歯科における利活用」 | |||
【企画趣旨】最もエビデンスレベルの高い臨床研究は,質の高いランダム化比較試験(RCT)であることに疑いの余地はない.しかし,RCTは倫理的にも費用面でも実現が困難なことが少なくない.一方で,近年,情報技術の発展によって日々生じる膨大なデジタルデータは,個人情報に関する法律の改定により入手し易くなってきた.「リアルワールドデータ(RWD)」とは,医療や介護の現場で日常的に発生するデジタルデータの総体であり,臨床医学研究での利活用が飛躍的に伸びてきている.しかし,歯科での事例はまだほとんどみられない. そこで今回は,RWDを用いた研究の利点や欠点,歯科での利活用について検討してみたい. |
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座長: | 池邉 一典(大阪大) 笛木 賢治(医歯大) |
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シンポジスト: | 山本 陵平(大阪大) 豆野 智昭(大阪大) |
シンポジウム4 | |||
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「シングルセル解析とバイオインフォマティクスで拓く補綴歯科研究 ~単一細胞から組織発生・再生のメカニズムを理解する~」 |
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【企画趣旨】近年,遺伝子発現解析が目覚ましい発展を遂げ,単一細胞の遺伝子発現解析が可能となり,すでに,補綴領域バイオロジー研究も,これらの遺伝子発現解析技術や解析コンセプトの理解が不可欠な時期を迎えている.本セッションでは講師の先生にシングルセル解析とバイオインフォマティクス解析に関する研究アプローチをご紹介いただき補綴におけるバイオロジー研究の展望について会員と議論したい. | |||
座長: | 秋葉 陽介(新潟大) 大島 正充(徳島大) |
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シンポジスト: | 大庭 伸介(大阪大) 大野 充昭(岡山大) |
シンポジウム5 | |||
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「歯科金属アレルギー診療指針に向かう道標」 | |||
【企画趣旨】この度アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針が改正され,医療提供体制に『歯科医師』が追記された.これに応じて歯科も医科と連携して金属アレルギーの実態調査,診断法の確立,そして多科連携診療モデルの構築に取り組むことが求められる.しかし,歯科金属アレルギー治療指針は定められていない.本シンポジウムでは歯科金属アレルギー診療指針策定への展望を議論したい. | |||
座長: | 江草 宏 先生(東北大) 峯 篤志 先生(大阪大) |
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シンポジスト: | 矢上 晶子 先生(藤田医科大) 加冶屋幹人 先生(広島大) 正木 千尋 先生(九歯大) 秋葉 陽介 先生(新潟大) |
診療ガイドライン委員会セミナー | |||
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「義歯のリライン Update」 | |||
【企画趣旨】診療ガイドラインは,医療利用者と提供者の意思決定を支援するために,エビデンスを公平に抽出,評価し,益と害のバランスを勘案して,最適と考えられる推奨を提示するものです.また,臨床指針はエビデンスが確立していないものの,現時点での最適と考えられる推奨を示す文書です.そのため,診療方針の決定には診療ガイドラインや指針を参考にする必要があります. このたび日本補綴歯科学会は,2007年に策定された「リラインとリベースのガイドライン」の改訂に加え,現在保険診療に収載されている軟性裏層材に着目し,「軟質リライン材によるリラインのガイドライン」をあらたに公開しました.そこで本セミナーでは,補綴専門医として知っておきたいリラインに関する情報を皆様と共有したいと考えております. 本セミナーが会員の皆様の明日の診療・研究の参考になることを期待しています. |
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座長: | 西村 正宏(鹿児島大) 松香 芳三(徳島大) |
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講師: | 村田比呂司(長崎大) 河相 安彦(日大松戸大) 長谷川陽子(新潟大) |
臨床スキルアップセミナー | |||
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「義歯調整の勘所」 | |||
【企画趣旨】全部床義歯装着が原因で起こるトラブルにおいて,主な患者の主訴は粘膜の疼痛,上顎義歯の脱落,下顎義歯の浮き上がり,発語困難,咬頬,咬舌など多岐にわたる.中でも「疼痛」は患者の食欲やQOLの低下に直結した侵害刺激であり,高い優先順位をもって解決せねばならない主訴である.臨床の現場ではそれらの症状を丁寧に傾聴し,適切に対処するスキルが求められる.本セミナーでは,全部床義歯のトラブルに対し,臨床の現場でどのように考え対処すべきか,補綴専門医を目指す若手歯科医師だけでなく難症例に苦慮される経験をお持ちの先生方とも議論を深めたい. | |||
座長: | 村田比呂司(長崎大) 水口 俊介(医歯大) |
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講師: | 都築 尊(福歯大) 木本 統(愛院大) |
臨床リレーセッション1 | |||
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「アンテリアハイパーファンクションにどう対応するか? その病因学と補綴治療のキーポイント」 |
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【企画趣旨】上顎無歯顎,下顎前歯のみ残存したEichner C2症例では,コンビネーションシンドローム(CS)と呼ばれる口腔内状態を示すことがある.このCSは1972年にKellyによって提唱され,アンテリアハイパーファンクション(AH)シンドロームとも呼ばれている.ここから推察するに,AHは,下顎前歯の過大な咬合力と推察されるが,詳細に定義されていない.AHはEichner B4や下顎前歯が残存したEichner C1,C2症例で認められる.上顎前歯や上顎前歯相当部への為害作用だけではない複数の特徴的な口腔内所見を引き起こし,補綴的な対応が困難な場合が多い.本セッションでは,このAHの病因学的な側面から実際の口腔内症状,補綴的対応について,ディスカッションを行いたい. | |||
座長: | 若林 則幸(医歯大) 多田紗弥夏(シンガポール国立大学) |
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講師: | 荻野洋一郎(九州大) 大山 哲生(日大歯) 中野 環(大阪大) |
臨床リレーセッション2 | |||
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「テレスコープ義歯 ─ 臨床現場における有効な活用法を考える ─」 | |||
【企画趣旨】部分床義歯の設計において,義歯の動揺の抑制は口腔関連QOLに関わる重要な要件である.支台装置にテレスコープを選択すると,リジッドコネクションが実現し動揺の抑制をはかることが可能であるが,使い方を誤れば歯根破折等の重篤な状況が惹起されるのも事実である.本セッションでは,高いポテンシャルを有したこの支台装置について,臨床現場における有効な活用法についてディスカッションを深めたい. | |||
座長: | 山下秀一郎(東歯大) 田中 譲治(東関東支部) |
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講師: | 都築 尊(福歯大) 槙原 絵理(九歯大) 田坂 彰規(東歯大) |
臨床リレーセッション3 | |||
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「現代補綴の到達点:支台歯形成から補綴装置装着までのステップ」 | |||
【企画趣旨】現在の補綴治療の潮流はデジタルの時代になって来つつあるが,支台歯形成から補綴までの基本的な考え方は,不変であると思われる.今回は,支台歯形成から補綴までの流れの中で,その基本的な考え方手技などを確認し,将来に向けた補綴治療の在り方も確認していくことを目的とする.補綴治療の流れの中で支台歯形成,プロビジョナルレストレーション,印象,補綴製作等の各ステップの処置を基本に立ち返り,高いクオリティーを求め,将来の補綴治療の展望も含めて講演を行いたい. | |||
座長: | 土屋 賢司(日本臨床歯科学会) 鮎川 保則(九州大) |
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講師: | 千葉 豊和(日本臨床歯科学会) 瀬戸 延泰(日本臨床歯科学会) 伊藤 雄策(日本臨床歯科学会) |
症例報告コンペティション | |||
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「Foucus On 補綴歯科コラボレーション! :歯科医師と歯科技工士の連携により最善の治癒像を探る」 |
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【企画趣旨】補綴と技工は車の両輪の関係にある.すなわち,補綴診療にとって補綴医と歯科技工士との連携は必要不可欠であり,お互いの立場からその症例にとって最善の治癒像を模索しながら,補綴装置の製作に結び付けていかなければならない.そこで,歯科医師と歯科技工士の2人1組で症例報告をしていただき,両者の共同作業としての集大成ともなる症例をご提示いただくコンペティションを企画する.発表者は公募により選抜し,会場内の視聴者による投票で最優秀賞を決定する. | |||
座長: |
樋口 大輔(松歯大) 陸 誠(株式会社 コアデンタルラボ横浜) |
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発表者: |
1 西山 英史(日本臨床歯科学会) 高橋 健(日本臨床歯科学会) 2 兒玉 直紀(岡山大) 新町 愛子(関西支部) 3 服部麻里子(東京医歯大) 山谷 雄一(東京医歯大) 4 浅井 宏行(関西支部) 黒松 慎司(関西支部) 5 田中 晋平(昭和大) 古館 美弥(昭和大) 6 内山 徹哉(日本臨床歯科学会) 間中 道郎(日本臨床歯科学会) |
専門医研修会 | |||
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「補綴難症例に対する補綴歯科専門医の解決策を共有する その2 睡眠時無呼吸症患者の治療」 |
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【企画趣旨】一般社団法人 日本歯科専門医機構が認定する補綴歯科専門医に求める要件の一つに「補綴歯科の難症例」に対応できる知識と技能を有する歯科医師がある.本研修は昨年共有した3つの病態に続き「睡眠時無呼吸症候群」に関する特徴・医療連携・口腔内装置の治療効果や留意すべき点などについて取り組んでいる3名の若手の先生にご講演をいただき,専門医として睡眠時無呼吸症候群について修得すべき知識,実践的技能と患者に対するケアを含めた情意領域などについてご解説をいただく.明日からの臨床に直結する内容となれば幸いである. | |||
座長: | 河相 安彦(日大松戸) 槙原 絵理(九歯大) |
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講師: | 重田 優子(鶴見大) 石山 裕之(医歯大) 渡辺 崇文(九歯大) |
歯科技工士セッション | |||
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「デジタルデンチャーの“いま”:デジタルデンチャーの導入,効果的な製作のために」 | |||
【企画趣旨】デジタルデンティストリーの普及に伴い,固定性補綴における歯科技工は,ジルコニアを中心にデジタル化が進んでおり,日常臨床では欠かすことのできない補綴装置になっている.一方,有床義歯補綴,いわゆる“デジタルデンチャー”は,固定性補綴装置に比べるとその普及率は低く,誰しもが取り組んでいる分野とは言い難い. 本セッションでは,デジタルデンチャーの第一人者である先生方にデジタルデンチャーの基礎知識と製作過程や臨床操作における特徴をご紹介いただき,デジタルデンチャーの導入に必要なステップをディスカッションできれば幸いである. |
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座長: | 金澤 学(医歯大) 松田 謙一(関西支部) |
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講師: | 竜 正大(東歯大) 吉田 馨太(関越支部) |
歯科衛生士セッション | |||
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「歯科衛生士が学ぶべき口腔内スキャナーをはじめとする急速に進歩するデジタルデンティストリーの実際」 | |||
【企画趣旨】産業界のハイテクが歯科に応用され始め,近年のデジタルデンティストリーの進歩は目を見張るものがある.歯科技工においても従来からの鋳造法からCAD/CAMが広く使われ始めるようになり,加えて,精度の優れた汎用性の高い口腔内スキャナーが開発されフルデジタルワークフローも完成されつつあり,歯科補綴にパラダイムシフトをもたらそうとしている. 歯科衛生士においてもこの急速な進歩に遅れないよう,常に学び良質な医療を提供する必要がある.歯科補綴のDX推進,そして歯科衛生士による口腔内スキャナー活用の実際について学んで頂く. |
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座長: | 近藤 尚知(岩手医大) 星 憲幸(神歯大) |
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講師: | 田中 譲治(東関東支部) 吉久保典子(小池歯科医院) |
ハンズオンセミナー1 | |||
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「磁性アタッチメントを習得する~技工操作から取り付けまで~」 | |||
【企画趣旨】磁性アタッチメントは支台に優しく取り外しが容易であるなど,超高齢社会においても有用で,保険収載もされ注目されている.しかるに,小型でシンプルな形状で磁力という特殊な維持力を利用しているため,技工操作や義歯への取り付けには特有なスキルが必要となる.そこで,前回に引き続き,好評であったハンズオンを開催する.補綴医として身に着けておくべき磁性アタッチメントの技工操作から取り付けまでの技能を習得して頂く. | |||
講師: | 鈴木 恭典(鶴見大) |
ハンズオンセミナー2 | |||
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「口腔内スキャナーの実践 Ver.5」 | |||
【企画趣旨】現在,口腔内スキャナーは補綴,インプラント,そして矯正など様々な用途で用いられている.さらに最新の機器においては,これまでできなかったう蝕の検知が可能になるなど,患者へのコミュニケーションツールとしても非常に有用である.一方,印象採得に特化した安価な機器も発売されるなど,二極化の様相を呈してきた.本学会では過去4回の学術大会において口腔内スキャナーのハンズオンセミナーを行ってきたが,先生方には是非とも日々進化を続ける口腔内スキャナーを実際に手にとり,進化を実感して頂きたい. | |||
講師: | 樋口 大輔(松歯大) |
ハンズオンセミナー3 | |||
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「ウェアラブル筋電計を用いたブラキシズム診断の実践」 | |||
【企画趣旨】2020年4月に保険収載された「睡眠時歯科筋電図検査」では,データロガー型ウェアラブル筋電計(株式会社ジーシー)により,スリープラボを持たなくても睡眠時ブラキシズムの診断・評価が可能となった.本検査では,装置を患者に貸し出し,データを回収して専用ソフトで解析を行い,結果を患者にフィードバックできる.そのためにも,抽出された波形の種類やそれぞれの特徴,波形数の解釈についての理解が必要となる. 本セミナーでは,参加者の方にウェアラブル筋電計の使用法,測定された筋電図波形の観察法,波形の定量的解析結果の評価法について理解を深めていただき,睡眠時歯科筋電図検査を臨床で活かしていただきたい. |
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講師: | 山口 泰彦(北大歯) |
ハンズオンセミナー4 | |||
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「包括的補綴歯科治療に必須なペリオドンタルプラスティックサージェリー」 | |||
【企画趣旨】補綴歯科治療の機能と審美の長期的な安定のためには,補綴装置だけではなく,周囲軟組織に対する配慮が求められる.ペリオドンタルプラスティックサージェリーは,軟組織への代表的な介入手段であり,適切な診断に基づいて,適切な手技を用いれば,その効果はたいへん大きなものである.本セミナーでは,上皮下結合組織を用いた“天然歯根周囲の歯肉増生術”と“欠損部位に対する歯槽堤増大術”を取り上げ,その背景と手技の再確認を行いたい. | |||
講師: | 小田 師巳(岡山大) 園山 亘(岡山大) |
ハンズオンセミナー5 | |||
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「Universal CAD(汎用CADソフト)を利用した部分床義歯モデリングのワークフロー」 | |||
【企画趣旨】装置製作時にその難易度が低く,術者も補綴学に精通している場合は,歯科用CADによるワークフローの省力化は極めて有益である.他方,モデリングを通して補綴学への関心を深めるような場面や,試行錯誤を要するクリエイティブな場面では,逆に省力化を排した汎用ソフトが必要になる.本セミナーでは,Universal CADであるRhinoceros3Dを使った部分床義歯の基本技工術式に関するセッションを提供する. | |||
講師: | 中野田紳一(株式会社インサイドフィールド) |
ハンズオンセミナー6 | |||
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「デジタルデンティストリーにおけるバーチャルWax Upの実践」 | |||
【企画趣旨】本ハンズオンセミナーの目的は,IOSを用いたスキャンデータをもとにデジタルワックスアップ実習を通じ,将来必要な技術になると考えられる歯科医師自身による補綴装置のバーチャルデザインの一端を学ぶことである.本セミナーでは,講師による症例供覧と受講者にPCを持参してもらいスキャニングした支台歯に対して,バーチャルワックスアップを実習する. | |||
講師: | 植松 厚夫(日本臨床歯科学会) 貞光謙一郎(日本臨床歯科学会) 吉田 茂治(日本臨床歯科学会) |
教育講演1 | |||
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「歯科訪問診療で考慮すべき医療安全(Patient safety)」 | |||
座長: | 高橋 一也(大歯大) | ||
講師: | 古屋 純一(昭和大) |
教育講演2 | |||
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「歯科臨床における感染予防策」 | |||
座長: | 中本 哲自(朝日大) | ||
講師: | 河野 雅臣(歯科感染制御研究会) |
臨床研究セミナー | |||
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「臨床研究論文の作成の基本」 | |||
【企画趣旨】国際英文誌に臨床研究論文が掲載されるためには,研究デザイン(観察研究,介入研究)ごとに定められたガイドラインを遵守して原稿を作成する必要がある.本セミナーでは,論文原稿作成のポイントを本学会の英文機関誌(Journal of Prosthodontic Research)に掲載された論文を例に解説する. | |||
座長: | 稲用友佳(医歯大) | ||
講師: | 稲用友佳(医歯大) 和田淳一郎(医歯大) |
臨床エクストリームセッション | |||
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「オクルーザルベニアは有用な補綴装置となりうるか?」 | |||
座長: | 新谷 明一(日歯大) 山本 恒一(医療法人スマイルプラン) |
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講師: | 大河 雅之(代官山アドレス歯科クリニック)
山本 尚吾(ビアンコ エ ロッソ) |
イブニングセッション1 | |||
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「睡眠時無呼吸の口腔内装置についてリスク&ベネフィットの視点から適切な下顎位を考える」 | |||
座長: | 奥野健太郎(大歯大) | ||
発表者: | 奥野健太郎(大歯大) 石山 裕之(医歯大) 鈴木 善貴(徳島大) |
イブニングセッション2 | |||
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「可撤性補綴装置の支台歯・対合歯の予後」 | |||
座長: | 白井 麻衣(鶴見大) | ||
発表者: | 野川 敏史(北海道大) 辻岡 義崇(大阪大) 小田由香里(東歯大) |
イブニングセッション3 | |||
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「インプラント体周囲骨内で起こっていること 動物実験・有限要素解析から見えてきた研究結果を臨床現場に活かすために」 |
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座長: | 神野 洋平(九州大) | ||
発表者: | 黒嶋伸一郎(長崎大) 依田 信裕(東北大) 神野 洋平(九州大) |
イブニングセッション4 | |||
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「モノリシックジルコニア補綴の勘所 〜ベーシックからアドバンスまで〜 」 | |||
座長: | 髙江洲 雄(福歯大) | ||
発表者: | 髙岡 亮太(大阪大) 加我 公行(福歯大) |
Meet the Experts | |||
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※申し込みが必要となります(詳細は事前参加登録ページにてご確認ください。) | |||
講師: | 植松 厚夫(日本臨床歯科学会) 横山 紗和子(昭和大) 山田 将博(東北大) 峯 篤史(大阪大) 笛木 賢治(医歯大) |
大会事務局 昭和大学歯学部 歯科補綴学講座 〒145-8515 東京都大田区北千束2-1-1 Tel 03-3787-1151(内線234) |
学会事務局 公益社団法人 日本補綴歯科学会 事務局 〒105-0014 東京都港区芝2-29-11 高浦ビル4階 TEL:03-6722-6090 FAX:03-6722-6096 |
運営事務局 株式会社キョードープラス 〒701-0205 岡山市南区妹尾2346-1 TEL:086-250-7681 FAX:086-250-7682 E-mail:jps132@kwcs.jp |