第106次日本法医学会学術全国集会
ごあいさつ
会員の皆様におかれましては,益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
第106次日本法医学会学術全国集会を2022年6月8日(水)から10日(金)まで名古屋市で開催致します。近年東海地区では10年前に第96次集会(鈴木修会長,浜松市),5年前に第101次集会(武内康雄会長,岐阜市)がそれぞれ開催されましたが,名古屋市での開催は,第70次集会(1986年)以来,36年振りのこととなります。名古屋市立大学の故高部福太郎先生が会長を務められ,吹上ホールで日航機墜落事故に関する特別報告や脳死に関する委員会報告がなされた学会を私はかろうじて記憶しておりますが,当教室には当時の記録がもうほとんど残っておりませんし,多くの会員の皆様にとっては初めての名古屋での法医学会学術全国集会となろうかと思います。

COVID-19猖獗の影響で,昨年の第104次集会は9月開催となり,また本年の第105次集会は誌上開催およびオンデマンド配信を余儀なくされ,玉木敬二会長,池田典昭会長は大変ご苦労なさり,また会員の皆様もご不便をお感じになったことと存じます。今回の学術集会も,現時点では率直に申し上げて先行き不透明なところがありますが,予定通りの開催を目指して,準備を進めているところです。会場となります愛知県産業労働センター(ウインクあいち)は,JR名古屋駅から徒歩で雨に濡れることなく行け(ただし,名古屋駅地下街・ミッドランドスクエア・マルケイ観光ビル・名古屋クロスコートタワーを経由する高難度コースですが),周囲に商業施設も多数ある立地のよい施設です。また,口演・ポスター発表会場となるホールおよび展示会場は十分な広さがあり,必要な感染防止対策を施すことが可能であると考えます。

名古屋市が2018年に行った「都市ブランド・イメージ調査」で,同市は「最も魅力に欠ける街」の項目で1位,「買い物や遊びに行きたいと思う街」の項目で最下位となり,所用でもなければ訪れることのない地とお考えの方も少なくないかも知れませんが,それなりのスポットは会場の近隣にもそれなりにございます。このような時期ではありますが,事情が許せばぜひ名古屋の街もお楽しみただきたく存じます。

ともあれ,学術集会は例年通り,特別講演,シンポジウム,一般演題(口演発表,ポスター発表),学術奨励賞受賞講演,学生研究発表(従来のStudent Poster Forum)などを予定しておりますので,多くの先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。なお,学術全国集会の新しい情報は,本ウェブサイト(http://www.kwcs.jp/jslm106/)および学会メーリングリスト(legalmed)にて逐次お知らせ致します。

2021年11月吉日

第106次日本法医学会学術全国集会
会長 青木康博
名古屋市立大学大学院医学研究科法医学分野
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