第41回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会
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大会長挨拶
第41回 日本口腔腫瘍学会総会・学術大会
第12回教育研修会
大会長 長塚 仁

岡山大学学術研究院医歯薬学域 口腔病理学分野 教授
 第41回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会を令和5年(2023年)1月26日(木)~2月28日(火)の会期でWEB開催いたします。岡山大学主幹の開催は、平成14年(2002年)に松村智弘教授(口腔外科学第二講座)が大会長をされて以来、実に21年ぶりとなります。
 我が国はいま、超高齢化の進展や大規模自然災害への備え、地球温暖化問題への対処等、多くの困難な課題を抱える中、課題解決に向けて果敢に挑戦し、未来社会の展望を切り拓いていくことが求められています。口腔腫瘍学においても破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な治療・診断法開発が求められています。そこで今回のテーマは、「Singularity〜口腔腫瘍学の大転換〜」といたしました。Singularity(シンギュラリティ:技術的特異点)は、アメリカの思想家であり人工知能研究の世界的権威であるレイモンド・カーツワイルにより提唱された未来科学の概念で、人工知能(AI)が人類に代わって文明の進歩の主役になる時点を指します。情報科学の進展によるビックデータ解析とAI、DXの応用は、人間の能力を超えるような高次の解析能力や分析アルゴリズムの構築を可能にしつつあります。医学・生物学領域においても新技術による革新的イノベーションは始まっており、様々な疾患の診断・治療法に新しいアプローチが行われています。本学術集会において口腔腫瘍学の革新的技術に焦点を当て、口腔腫瘍治療の大転換につながる多くの話題を提供したいと思っております。またポストコロナを見据えた口腔腫瘍学の様々な課題について広範な専門的領域の皆様方により討議頂き、明日からの臨床に成果のある学会にしたいと考えております。
 新型コロナウイルス感染症の状況は、いまだ多くの不確定要素を抱え、先行き不透明です。そのため、本学術大会は学会の目的と参加者、関係者の安全を第一に考えWEB開催に変更いたしました。WEB開催にあたりましては、主要なライブ配信コンテンツは期間中オンデマンドでも視聴可能とし、オンデマンド専用コンテンツも多く設け、より多くの方に効果的かつ自由度の高い参加が可能となるよう配慮いたしました。大変な時期とは存じますが、会員各位におかれましては、新時代の学術集会の挑戦として奮ってのご参加をお待ちしております。