第49回日本癌局所療法研究会
当番世話人 前田 清
大阪公立大学大学院医学研究科 消化器外科学 教授
このたび、2027年5月21日に第49回日本癌局所療法研究会をお世話させていただくことになりました、大阪公立大学大学院医学研究院消化器外科学の前田 清でございます。
われわれの教室で当番世話人を務めさせていただくのは、2005年の第27回(平川弘聖名誉教授)、2020年の第42回(大平雅一前教授)に続き、今回が三度目となります。歴史と伝統のある本研究会を再びお世話させていただくことは大変光栄であり、大塚将之会長をはじめ、役員・会員の皆様に心より御礼申し上げます。
近年、免疫チェックポイント阻害剤をはじめとする薬物療法の著しい進歩により、各種癌の治療成績は大きく向上しております。 しかし、さらなる成績向上の鍵は、局所療法と全身療法の最適な組み合わせにあり、「局所をいかにコントロールするか」が最も重要な要素であると考えます。
局所療法の領域では、手術支援ロボットなどの手術機器の進歩、重粒子線治療やMRリニアックなどの放射線技術の発達、さらにラジオ波焼灼・凍結療法・IVR治療など多様な手法が発展し、治療成績の向上に寄与しています。
現在の癌治療は、これら局所療法と全身療法を融合した集学的治療の時代を迎え、多診療科・多職種が連携して患者さんに最善を尽くすことが求められています。 この考え方は、根治をめざす治療のみならず、症状緩和を目的とした治療にも通じるものと感じております。
今回の研究会では「LOCAL THERAPY INNOVATION― 局所治療が起こす治療革新」をテーマに掲げ、基礎から臨床まで幅広い演題を通じて、治療に携わる多くの診療科の先生方、癌治療学を研究されている先生方が一堂に会し、横断的に議論できる場を提供したいと考えております。
実り多い研究会となりますよう、教室員一同、鋭意準備を進めておりますので、ぜひ多くの皆様にご参加いただき、活発なご討論と温かい交流を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。