日本筋学会・筋ジストロフィー医療研究会合同企画プログラム
J1.合同特別講演 |
8月18日(金曜日) 11:10~12:00 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
松村 剛(NHO大阪刀根山医療センター)
久留 聡(NHO鈴鹿病院) |
演者: |
私の筋ジストロフィー研究の歩み 〜ジストロフィン糖蛋白複合体からTGF-βシグナルへ〜 |
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砂田 芳秀(川崎医科大学) |
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J2.合同シンポジウム |
筋学の基礎から薬ができるまで |
8月18日(金曜日) 13:10~14:40 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
櫻井 英俊(京都大学iPS細胞研究所)
尾方 克久(NHO東埼玉病院) |
演者: |
J2-1 患者由来iPS細胞を活用した創薬研究 |
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櫻井 英俊(京都大学iPS細胞研究所) |
J2-2 筋疾患、希少疾患の臨床開発推進に向けて、昨今の話題と課題の解決に向けて |
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中村 治雅(国立精神・神経医療研究センター) |
J2-3 トランスフェリン受容体を標的としたDDSの有用性 |
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高橋 健一(JCRファーマ研究本部基盤研究技術研究所) |
J2-4 沈むか泳ぐか-患者と家族ができること |
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妹尾 みどり(筋強直性ジストロフィー患者会) |
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J3. 合同企画 |
症例検討会 |
8月19日(土曜日) 13:30~14:10 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
杉江 和馬(奈良県立医科大学) |
講演 |
神経筋疾患の電気診断 |
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東原 真奈(東京都健康長寿医療センター) |
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症例提示 |
無症候性高CK血症が先行した緩徐進行性抗HMGCR抗体陽性壊死性ミオパチーの小児例 |
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李 知子(兵庫医科大学小児科) |
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日本筋学会企画プログラム
MS1. 日本筋学会シンポジウム1 |
広がり続けるMyology |
8月18日(金曜日) 15:20~17:00 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
伊藤 尚基(国立長寿医療研究センター)
深田 宗一朗(大阪大学) |
演者: |
MS1-1 培養ステーキ肉実現を目指した三次元筋組織作製 |
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古橋 麻衣(日清食品HD株式会社グループ) |
MS1-2 冬眠により発動される”衰えない筋肉”の分子基盤探索 |
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宮崎 充功(広島大学) |
MS1-3 骨格筋が織り成す臓器連関の解明〜肝疾患や運動を通じて〜 |
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江口 暁子(三重大学) |
MS1-4 |
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森島 圭祐(大阪大学) |
MS1-5 見えてきた腸内フローラと運動の関係〜腸内フローラの調節でパフォーマンスは向上するのか?〜 |
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森田 寛人(アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社) |
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日本筋学会SA受賞候補者講演 |
8月19日(土曜日)9:00~10:10 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
酒井 大史(愛媛大学)
佐藤 貴彦(藤田医科大学) |
日本筋学会YIA受賞候補者講演 |
8月19日(土曜日)10:20~11:30 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
青木 吉嗣(国立精神・神経医療研究センター)
宿南 知佐(広島大学) |
MS2. 日本筋学会シンポジウム2 (教育シンポジウム) |
骨格筋の基礎研究を医療・社会に活かすために |
8月19日(土曜日) 9:50~11:30 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
金川 基(愛媛大学)
平澤 恵理(順天堂大学) |
演者: |
MS2-1 筋肉はなぜ減るのか―糖尿病と不動化を軸とした考察― |
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小川 渉(神戸大学) |
MS2-2 サルコペニアと骨格筋可塑性 |
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伊藤 尚基(国立長寿医療研究センター) |
MS2-3 間葉系間質細胞の不均一性から紐解く骨格筋の恒常性維持機構 |
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上住 聡芳(九州大学) |
MS2-4 筋ジストロフィーに対する遺伝子細胞治療 |
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岡田 尚巳(東京大学医科学研究所) |
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MS3. 日本筋学会シンポジウム3 |
多様な生物を使った骨格筋研究 -骨格筋の進化から発生、再生まで |
8月19日(土曜日) 12:40~14:00 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
藤田 諒(筑波大学)
日下部 りえ(理研・関西大学) |
演者: |
MS3-1 |
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日下部 りえ(理研・関西大学) |
MS3-2 マウス筋腱相互作用と形態形成 |
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乾 雅史(明治大学) |
MS3-3 アカハライモリの肢再生~骨格筋に潜在する脱分化能力は体の変態と成長により解放される~ |
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千葉 親文(筑波大学) |
MS3-4 ショウジョウバエを用いた筋オルガネラの解析 |
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藤田 尚信(東京工業大学) |
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MS4. 日本筋学会シンポジウム4 |
新骨格筋生物学 |
8月19日(土曜日) 14:10~15:30 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
林 晋一郎(国立精神・神経医療研究センター)
大川 恭行(九州大学) |
演者: |
MS4-1 多層的トランスクリプトーム解析による筋疾患病態解明 |
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林 晋一郎(国立精神・神経医療研究センター) |
MS4-2 時間再構築による単一細胞解析の新展開 |
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大川 恭行(九州大学) |
MS4-3 骨格筋分化におけるセレン含有タンパク質の転写後制御 |
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鈴木 勉(東京大学) |
MS4-4 Photo-isolation chemistryによる局所的高深度トランスクリプトーム解析 |
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沖 真弥(京都大学) |
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筋ジストロフィー医療研究会企画プログラム
CS1. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム1 |
コロナ対策多職種パネルディスカッション |
8月18日(金曜日) 14:50~15:50 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
荒畑 創(NHO大牟田病院)(Dr.) |
演者: |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と類型変更後の対応 |
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谷口 清州(NHO三重病院)(Dr.) |
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パネリスト |
看護師の立場から |
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池下 聖子(NHO医王病院)(Nrs.) |
指導室の立場から |
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後藤 桃子(NHO青森病院)(児.) |
療法士の立場から |
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梅景 洋介(NHO奈良医療センター)(PT.) |
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CS2. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム2 |
川井充メモリアルレクチャー |
8月19日(土曜日) 9:00~9:40 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
木村 隆(NHO旭川医療センター)(Dr) |
演者: |
筋ジストロフィー医療 これまでの10年 これからの10年 |
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高田 博仁(NHO青森病院)(Dr) |
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CS3. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム3 |
移行医療 |
8月19日(土曜日) 9:50~11:30 |
第三会場(5F 会議室501~503) |
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座長: |
斉藤 利雄(NHO大阪刀根山医療センター)(Dr) |
演者: |
CS3-1 移行期医療と成人移行支援総論 |
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位田 忍(大阪府移行期医療支援センター)(Dr) |
CS3-2 在宅医の立場から見た移行期医療 |
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南條 浩輝(かがやきクリニック)(Dr) |
CS3-3 日本神経学会会員アンケートからみた成人診療科の移行医療に対する意識 |
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齊藤 利雄(NHO大阪刀根山医療センター)(Dr) |
CS3-4 長野県筋ジス医療ネットワークにおける移行医療機関連携 |
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中村 昭則(NHOまつもと医療センター)(Dr) |
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※本シンポジウムは厚労科研「筋ジストロフィーの標準的医療普及のための調査研究」班との共催です
CS4. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム4 |
教育セミナー |
8月19日(土曜日) 12:40~13:20 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
南山 誠(NHO鈴鹿病院)(Dr) |
演者: |
神経筋疾患の嚥下障害への対応 |
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藤本 保志(愛知医科大学医学部耳鼻咽喉科)(Dr) |
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CS5. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム5 |
新しい心不全治療 |
8月19日(土曜日) 14:10~15:30 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
高橋 正紀(大阪大学)(Dr)
森 まどか(国立精神・神経医療研究センター) |
演者: |
CS5-1 筋疾患に伴う心不全の病態と薬物治療 |
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木村 公一(東京大学医科学研究所附属病院)(Dr) |
CS5-2 心臓リハビリテーション |
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小笹 寧子(京都大学循環器内科)(Dr) |
CS5-3 VAD/心移植 |
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上野 高義(大阪大学保健学科)(Dr) |
CS5-4 再生医療 |
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宮川 繁(大阪大学心臓血管外科)(Dr) |
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※本シンポジウムは厚労科研「筋ジストロフィーの標準的医療普及のための調査研究」班との共催です
CS6. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム6 |
看護を語る |
8月19日(土曜日) 9:50~11:30 |
第四会場(6F 会議室604-604) |
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座長: |
藤田 晴美(NHO鈴鹿病院)(Nrs) |
共催企画
LS1. ランチョンセミナー1 (共催 アレクシオンファーマ株式会社) |
8月18日(金曜日) 12:10~13:00 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
戸田 達史(東京大学) |
演者: |
LS1-1 石垣 景子(東京女子医科大学)
LS1-2 岩佐 和夫(石川県立看護大学)
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LS2. ランチョンセミナー2 (共催 中外製薬株式会社) |
8月18日(金曜日) 12:10~13:00 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
荒畑 創(NHO大牟田病院) |
演者: |
小牧 宏文(国立精神・神経医療研究センター) |
ES1. イブニングセミナー1 (共催 サノフィ株式会社) |
8月18日(金曜日) 17:10~18:00 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
松村 剛(NHO大阪刀根山医療センター) |
演者: |
西野 一三(国立精神・神経医療研究センター) |
LS3. ランチョンセミナー3 (共催 日本新薬株式会社) |
8月19日(土曜日) 11:40~12:30 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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座長: |
久留 聡(NHO鈴鹿病院) |
演者: |
舩戸 道徳(NHO長良医療センター)
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LS4. ランチョンセミナー4 (共催 アルジェニクスジャパン株式会社) |
8月19日(土曜日) 11:40~12:30 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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座長: |
今井 富裕(国立病院機構箱根病院) |
演者: |
高橋 正紀(大阪大学)
南 尚哉(国立病院機構北海道医療センター)
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LS5. 共催研修会 (共催 日本新薬株式会社) |
DMDリハビリテーション研修会~リハビリテーション早期介入を目指して~ |
8月19日(土曜日) 13:30~15:30 |
第四会場(6F 会議室603-604) |
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第一部:講義 13:30~14:10 |
座長: |
小牧 宏文(国立精神・神経医療研究センター) |
演者: |
小児期における筋ジストロフィーのリハビリテーション |
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小林 庸子(NHO箱根病院) |
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第二部:グループワーク 14:10~15:30 |
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デュシェンヌ型筋ジストロフィーのリハビリで難渋するポイントについて |
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学会行事
合同学術集会開会式 |
8月18日(金曜日)11:00~11:10 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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第9回日本筋学会学術集会会長 松村 剛
第10回筋ジストロフィー医療研究会会長 久留 聡
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日本筋学会総会 |
8月18日(金曜日)14:20~15:10 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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筋ジストロフィー医療研究会世話人会・総会 |
8月18日(金曜日)16:00~17:00 |
第二会場(5F サイエンスホール) |
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合同学術集会閉会式、日本筋学会YIA・SA表彰式 |
8月19日(土曜日) 15:40~16:20 |
第一会場(5F 山村雄一記念ライフホール) |
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第9回日本筋学会学術集会会長 松村 剛
第10回筋ジストロフィー医療研究会会長 久留 聡
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シンポジウムのご案内
J2.合同シンポジウム |
筋学の基礎から薬ができるまで |
筋ジストロフィーなどの神経筋疾患では、基礎研究の進歩により病態の解明が進み、治療薬の開発が盛んになっている。基礎的研究の成果を、一日も早く患者さんに還元し医療の向上をもたらすためには、開発企業の参画、臨床基盤の整備と疫学情報の蓄積、当事者である患者さんの主体的参加が不可欠である。さらに、これらの異なる領域の関係者が密に交流し、それぞれの立場や考え方を相互に理解することも、開発を円滑に進める上で重要である。本シンポジウムでは、基礎、開発、臨床、患者活動において第一線でご活躍の先生方に共通の目標に向けたそれぞれの領域での取り組みについてご講演いただく。本シンポジウムが、こうした関係者の相互理解を深め、開発の促進につながることを期待する。 |
MS1. 日本筋学会シンポジウム1. |
広がり続けるMyology |
筋学(Myology)は、これまで運動器や代謝臓器としての性質に注目して発展してきた。しかし、骨格筋は生体恒常性維持のために様々な臓器と相互作用していることから、Myologyが関わる領域は今や骨格筋の中だけに留まらず、細胞・分子生物学、生化学、あるいは医学の枠すら超え、産業・工学的な領域にまで広がり続けている。そこで本シンポジウムでは、これまでのMyologyの概念を超えた研究をなされている先生方をお招きし、Myologyの更なる可能性を示す最新の知見をご紹介いただく。無限大に広がり続けるMyologyを学び、骨格筋の新たな可能性を感じる機会としたい。 |
MS2. 日本筋学会シンポジウム2(教育シンポジウム) |
骨格筋の基礎研究を医療・社会に活かすために |
骨格筋は人体の運動・代謝機能に必須の臓器であり、その研究の動向は健康長寿実現にむけて社会的にも注目されている。骨格筋ホメオスタシス、例えば筋肥大・萎縮、再生・老化機構について不明な点はまだまだ多く、世界中で活発に研究されている分野である。これらの破綻は疾患の原因になり、また患者さんの予後・リハビリにも影響を与えるため、医療従事者にとっても興味がもたれるところであろう。一方で、日々深堀され蓄積していく研究データをどのように臨床や社会に還元できるか、研究者は念頭にいれる必要があり、臨床的・社会的な視点やアプローチが研究を更に発展させることが多いのも事実である。いうまでもなく基礎と臨床の垣根を越えた相互理解が筋学・筋疾患医療の持続的成長にむけて不可欠である。そこで本シンポジウムは、基礎から臨床までシームレスな研究をされている演者を招き、基礎と臨床の両側面の基本的バックグランドをわかりやすく解説いただいたうえで、最新の研究成果をご講演いただく。臨床家からも日々の診療における疑問点をフィードバックいただくことで、新しい発展につながることを期待する。 |
MS3. 日本筋学会シンポジウム3 |
多様な生物を使った骨格筋研究 -骨格筋の進化から発生、再生まで- |
骨格筋は、ほぼ全ての多細胞動物の体を支え、動きを生み出す共通の構造である。また、骨格筋はさまざまな環境変化に柔軟に適応する可塑性をもつが、その機構や方法は種によって多彩である。そのため、多様な生物種を用いた骨格筋研究には、哺乳類を使った筋研究だけでは見えてこない新たな筋学の学びの可能性に満ちている。そこで本シンポジウムでは、ユニークなモデル生物を使って骨格筋の進化、発生、再生機構を研究する先生方に最新の知見を紹介していただく。種を超えた共通性と多様性を感じ取り、筋学及び筋疾患治療の新たな進歩に結びつける場としたい。 |
MS4. 日本筋学会シンポジウム4 |
新骨格筋生物学 |
筋疾患や筋再生過程でみられる様々な表現型は、筋細胞のみならず骨格筋を構成する多種多様な細胞間のクロストークによるものであり、さらにその背景には個々の細胞レベルでの複雑な時空間的遺伝子発現の制御機構がある。本シンポジウムでは、”新たな骨格筋制御メカニズム”に焦点をあて、最先端の研究を展開されている4名の先生をお招きした。骨格筋の分化・再生、さらには疾患における制御機構についての最新の知見や解析技術をご紹介戴き、議論する場としたい。 |
CS1. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム1 |
コロナ対策多職種パネルディスカッション |
新型コロナウイルスのパンデミックは3年が経過し、この間日本においては第8波までを経験した。きたる5月8日からは感染法上の分類が2類から5類へと変更になり、一つの区切りとなるが、まだ完全終息には至っておらず「ウィズコロナ」の舵取りを如何にすべきかが大きな課題である。筋ジストロフィー病棟においては、感染弱者である筋ジス患者を守るべく様々な対策を実施してきたが、これらの対策は患者のQOLを低下させることにつながりかねず大きなジレンマを抱えているのが現状であると推察される。本シンポジウムは、まず専門家として三重病院の谷口清州院長に御講演いただいた後、各施設、各職種での感染対策、QOL低下防止策をご紹介いただき議論できる場としたい。 |
CS3. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム3 |
神経筋疾患の移行医療 |
小児期発症の慢性疾病に対する治療法進歩により,小児期から成人期に至る生涯を支える医療体制が求められている.小児診療科では以前からこの課題に取り組み,医療の体制整備を目的に種々の活動・研究が行われてきた.同一領域であっても,小児診療科と成人診療科で対象疾患が全くことなる分野もあれば,神経筋疾患など比較的共通の疾患が多い領域もあり,移行にかかる課題も領域ごとに異なる.神経筋疾患の移行医療をタイトルに掲げる本シンポジウムでは,総論,在宅医からみた地域医療の現状,成人診療科医師の意識,医療機関連携の実例について各演者に発表いただき,議論を深める機会としたい. |
CS5. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム5 |
新しい心不全治療 |
筋ジストロフィーなどの遺伝性筋疾患はしばしば心不全を合併し、重症化するものも少なくない。心筋保護治療は一定の効果を上げているが、十分とは言えず、現在筋ジストロフィー患者の生命予後を規定する最大の要因が心不全となっている。補助人工心臓、移植、再生医療など重症心不全治療の近年の進歩は著しいが、高度専門施設で治療が行われることが多く、筋疾患専門家が実際に経験することは少ない。しかし、ベッカー型筋ジストロフィーなどでは心移植例が出ているほか、海外ではデュシェンヌ型に対するVADも報告されているなど、今後こうした治療の応用が進む可能性がある。また、近年積極的に行われる心臓リハビリテーションを、遺伝性筋疾患で如何に行うかも重要な課題である。本シンポジウムでは、最新の重症心不全治療の実際について、循環器の各専門家より学べる機会を提供するとともに、循環器専門家と筋疾患専門家との連携について討議する場ともしたい。 |
CS6. 筋ジストロフィー医療研究会シンポジウム6 |
看護を語りましょう |
コロナ禍に入りはや4年目を迎えました。令和元年の「筋ジストロフィー医療研究会」の開催まで毎年行っていきた「看護を語りましょう」は、コロナ禍に入り開催ができなくなっておりました。 コロナウィルスから患者と仲間を守り続ける私たちの生活は、大きく変化し、患者と家族をつなぎ、社会とのつながりを維持する努力は並大抵のことではなかったと振り返ります。
そこで、4年ぶりに筋ジストロフィー医療研究会の交流集会において「看護を語りましょう」を再開することといたしました。
筋ジストロフィーの患者の看護についてコロナ禍をとおしてあらためて感じたことや辛かったこと、そんな中での喜びややりがいについて自由に語り合いましょう。【語ること】は、看護場面を振り返るだけでなく、自分を内省することです。そこから生まれる筋ジス看護の価値を自分に問い直す機会になればと思っています。 |