大会事務局
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
歯周病態学分野内
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日本歯科保存学会2022年度秋季学術大会(第157回)
大会長挨拶
“究極の歯科保存治療”
日本歯科保存学会2022年度秋季学術大会(第157回)
大会長 高柴正悟

岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 歯周病態学分野

未曽有の新型コロナウイルス感染症の蔓延にとまどいながらも,すでに3年目を迎えた今,新しい生活スタイルを模索しているこの頃です。日本歯科保存学会会員の皆様も日々の臨床,教育,そして研究を確実に実施するためにご尽力されていることと察します。また,新しい歯科専門医制度へ日本歯科保存学会がどのように対応するのかと,気を揉まれているかたもおられるかと察します。

この度,日本歯科保存学会2022年度秋季学術大会(第157回)を,私ども岡山大学学術研究院医歯薬学領域歯周病態学分野が担当することになり,学術大会の新しい様式を模索しながら工夫を重ねてまいりました。現地参加とオンデマンド型オンライン参加という組み合せにて,感染対策を講じながらも,日本歯科保存学会の活動を粛々と進め,学術大会の内容の充実を図ろうとしています。研修ポイントの取得も確実に,会員間の交流も盛んに,そして参加を容易にすることで会員数の増加も,と欲張った構成にしています。

歯科保存治療を楽しみながら,患者さんにはもちろんのこと歯科医療従事者にとっても有意義な歯科診療とするための工夫を,皆様と一緒に考えてみたいと思います。平均寿命が90歳に届くような高齢社会が迫っていますので,少子と人口減少の新時代となっても,実現可能な歯科医療を考える必要があります。特に歯科保存治療は,罹患者の多い口腔疾患の発症を予防し,大がかりな口腔リハビリテーション治療が必要な状態になる前の『未病』な状態を維持する役割があります。そのために,う蝕治療,歯内治療,そして歯周病治療の3分野が連合した歯科保存療法を,たとえ遠隔であっても展開できる仕組みや,口腔疾患の未病管理を実施できる仕組みなど,夢を語っていただこうと思います。

本大会は第24回日韓歯科保存学会学術大会を兼ねています。韓国からの招待講演,日韓研究者による若手発表セッションを企画していますので,日本歯科保存学会の国際化推進の一環と日本の若手研究者のステップアップ場となることを期待いたします。

なお,新型コロナウイルスの感染の収束のためにもう少し時間が必要な我が国において,残念ながら現地への参加者数を制限させていただきます。瀬戸内の秋の味覚を楽しみにしておられた皆様には,心よりお詫び申し上げます。皆様と社会の皆様のご健康を守るため,ご理解の程よろしくお願いいたします。現地での大会開催については,できる限り感染防止対策を講じて皆様が安全・安心して大会にご参加いただけるように配慮いたします。また,現地開催後のオンデマンド配信も用意しますので,多くの方にご参加いただけるように工夫いたします。

知恵を集める“吉備の国”岡山にて,皆様の積極的なご参加と活発なご交流を,心からお待ち申し上げます。