第37回近畿内視鏡外科研究会 当番世話人　前田　清 大阪公立大学大学院医学研究科　消化器外科学　教授

　このたび、2024年9月28日（土）に第37回近畿内視鏡外科研究会を開催させていだくこととなりました。伝統と歴史のある本研究会の当番世話人を拝命し、大変光栄に存じます。このような機会を与えて頂きました代表世話人の土岐祐一郎先生をはじめ、世話人の皆様方に厚く御礼を申し上げます。
　今回のテーマは、「Next Generation～次世代の内視鏡外科～」とさせていただきました。
　実は2014年第27回の本研究会にて兵庫医科大学の冨田 尚裕先生が「次世代の内視鏡外科の展望」というテーマを取り上げられました。
　それからちょうど10年となりますが、この間の手術機器の進歩は目覚ましく、手術手技も劇的な変化を遂げています。多くの施設でロボット支援手術が導入され、様々な術式において実施されております。さらにAIやVirtual Realityを活用した手術支援ツールも開発されてきています。このような変革期を迎え、われわれは「次世代の内視鏡外科」をより安全で精緻なものに導いていかねばなりません。また、「次世代への教育・技術の伝承」をより効率的にするにはどうあるべきかについて真剣に議論すべき時期にきたのではないでしょうか。 　私のようなアナログ人間にとりましては悩みの尽きないところでありますが、本研究会では夢のある「次世代の内視鏡外科手術」、若手外科医の胸がときめく「次世代への教育」について熱く語り合い、意見交換していただく機会となれば幸いです。
　多くの皆さまのご参加を、心よりお待ち申し上げております。