第48回日本エンドメトリオーシス学会学術講演会
会長 北島 道夫
高邦会高木病院 女性医療センター/国際医療福祉大学
この度、第48回日本エンドメトリオーシス学会学術講演会を担当させていただくことになりました。本学会には長崎大学に在籍しているころからお世話になっており、恩師である石丸忠之先生に本疾患の薫陶を受け、増﨑英明先生が担当された第33回学術講演会では学会運営に携わらせていただき、その流れのなかでこの度の貴重な機会をいただいたものと思っております。 このような栄誉に浴し会員の皆様方には深く感謝申し上げます。
私どもの高木病院女性医療センターは筑後川河口で有明海に面した大川市にあります。病院の近くには潮の満ち引きが大きいことが有名な有明海の干潟が広がり、月の引力を目に見えて感じることができます。 今学会のポスターには「月」「有明海」をモチーフに有明海沿岸に干潮時に現れる「海床路」をデザインさせていただきました。子宮内膜症を始めとした「月経」に関連する女性の症候における問題点に新たな道筋を示せるような学術講演会にできるようにと考えました。また、学会のテーマは「The FRONTLINE of Women’s Health Innovation」とさせていただきました。近年のAIを始めとした新たな技術の導入は女性のヘルスケア領域にパラダイムシフトをもたらしておりますが、様々なライフステージでの女性のQOLに大きな影響を及ぼす本疾患はその最前線にあるように思います。月経に関連の深い本疾患の病態は未だに解明できていないところが多く、治療法でも更なる改善の余地が残っており、基礎研究や日々の臨床で戦っている先生方の最前線は、もしかしたら長らく膠着状態なのかもしれません。学術講演会では、本疾患に携わる先生方に、本疾患の研究・臨床の現在地と膠着した最前線を突破する今後への道標をディスカッションしていただけるような学会になればと思っております。
学会場は福岡市の福岡国際会議場です。空港、鉄道、車のアクセスもよく、また福岡は美味しいもの・お酒も豊富ですので、学会のあとには福岡・博多の街で懇親を深めていただきたいですし、もしお時間に余裕がありましたら、筑後地方や有明海にも足を伸ばしていただければと思います。2027年1月に福岡の地でお待ちしております。