第16回日本ロボット外科学会学術集会
会長挨拶

第16回日本ロボット外科学会学術集会
会長 武中 篤
鳥取大学医学部器官制御外科学講座 腎泌尿器学分野

 第16回日本ロボット外科学会学術集会を米子市で開催させていただくにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。本会は、外科系各科医師およびコメディカルが一堂に会して、ロボット支援手術について議論する非常にユニークな横断的学術集会でございます。
 近年、各種手術支援ロボットが臨床使用可能となりました。これらを安全かつ適切に運用するためには、技術面における標準化や、制度の整備が急務であります。これらの状況を背景に、今回のテーマを「多様化するロボット時代における標準化とnext breakthrough」といたしました。皆様でロボット支援手術の方向性を議論していただければと思います。
 ご承知の通り、2012年に前立腺全摘除術が国内初の保険適用ロボット支援手術となって以来、現在では数多くのロボット支援手術が保険適用となりました。また、従来の外科系各科や麻酔科に加え、整形外科、脳神経外科においてもロボット支援手術の普及が進んでおります。さらに、医師のみならず臨床工学技士や看護師の活躍はロボット支援手術に必須であり、真のチーム医療が求められる領域であります。このようなロボット支援手術の普及・発展に伴い、本学会は会員数も急増し、学術総会の規模も年々拡大してまいりました。今回は、6つの領域横断シンポジウムと18の領域別シンポジウムを企画させていただきました。また、鳥取大学医学部附属病院低侵襲外科センターがこの13年間で培ってきたコンセプトやノウハウを共有していただける特別企画もご用意いたしました。
 このように本学術集会は盛りだくさんの内容となり、2月10日、11日の二日間開催といたしましたが、米子の地で、各科各職種の方々に多数ご参加頂き、議論を深めていただくことを願っております。
 鳥取大学では、中村廣繁教授が第8回学術集会を主催されて以来、8年ぶりの開催となります。地方開催ということで、交通や宿泊ではご不自由をおかけするかもしれませんが、米子市は、食・自然・温泉に恵まれた地方都市であり、熱い議論と交流を深めていただくには最高のロケーションであることを確信しております。是非、現地にお越しいただき、本学会集会をお楽しみください。

主催事務局 鳥取大学医学部器官制御外科学講座 腎泌尿器学分野 〒683-8503 鳥取県米子市西町86 TEL:0859-38-6607  FAX:0859-38-6609
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