ようこそ姫路へ！
この度、2024年10月5日（土）・6日（日）の2日間、2021年に開館した複合施設「アクリエひめじ」において第54回日本腎臓学会西部学術大会を開催させていただきます姫路市長の清元秀泰です。姫路での開催は初めてで、この素晴らしい機会に、皆様とともに腎臓学の最新の知識や研究成果を共有できることを大変光栄に思っております。

今回のテーマは、「至誠惻怛―SDGsで発展する臨床腎臓病学―」です。至誠惻怛とは、「まごころといたみ寄り添う心があれば、全てにやさしくなれる。」という、幕末期の儒家・陽明学者である山田方谷の言葉です。今自分に与えられた使命にまごころ（至誠）をもって一所懸命取り組み、時に同じ志の研究者や医師が苦難にあるときにいたみ寄り添う心（惻怛）をもって接すれば、必ずや解決するということであり、今回の大会を通じて、若手、ベテランを問わず日ごろの研究成果や臨床事例をぶつけあい、新しい方向性が見いだせるようになってほしいという思いを込めました。

その思いにご賛同いただき、この度シンガポールからThomas Coffman教授、東北大学から山本雅之教授そして寶澤篤教授をお迎えしてご講演をいただくことになっております。
そして20名のプログラム委員の先生方のご尽力により、教育講演、シンポジウム、ワークショップ、若手研修医のためのクイズ形式の症例検討やモーニングセミナーなど盛りだくさんかつ中身の濃いプログラムとなりました。この場をお借りしましてプログラム委員の先生方に御礼申し上げます。

姫路といえばなんといっても世界遺産・国宝姫路城ですが、瀬戸内海の海の幸、中国山地の山の幸その両方を堪能できる食のまちでもあり、8つの酒蔵がある日本酒のまちでもあります。食と酒のマリアージュを存分にお楽しみいただきながら活発な議論を交わしていただき、先生方の研究成果や臨床成果にマリアージュが起こり、明日からの研究や診療への糧となるような大会にしたいと考えております。会員の皆さま方におかれましては初秋の姫路にお越しいただき、第54回西部大会を大いに盛り上げていただきますようお願い申し上げます。

皆さま多数のご参加を心よりお待ち申し上げております。