第18回日本禁煙学会学術総会

　第18回日本禁煙学会学術総会米子大会は2024年11月16日（土）17日（日）に鳥取県の西端米子市の米子コンベンションセンター（Big Ship）にて現地開催させていただく事になりました。このところ新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響でWeb開催やハイブリッド開催が続きました。オンデマンドの映像が視聴できたり、同時刻に別の会場で行われているプログラムを視聴できたり、何よりも旅行の煩わしさがないなどの利点もありますが、対面の場合と比較してディスカッションが低調になりやすかったり、その場にいないことからつい参加の機会を逃してしまうなどの不便さもありました。なんと言いましても普段会うことのない先達や同輩、若手と多職種の人たちが一同に会して議論できたり、情報を交換できる絶好の機会がこの学術総会です。「米子で会いましょう」を合い言葉に、お互いの顔を付き合わせてお話しましょう。
　今回の学術総会のテーマは「受動喫煙のない日本へ」です。究極の受動喫煙ゼロは喫煙者ゼロではありますが、難しい問題です。世界では、ある世代から喫煙者ゼロを目指すなど急進的政策を打ち出す国も出始めていますが、喫煙場所の減少に激しい抵抗のみられるわが国です。自らの意思に反して喫煙させられる受動喫煙をなくすという誰もが認めうる条件でありながら、まだどの国も達成できていないこの課題を達成すべく、知恵を絞る大会にできればと思います。皆様の積極的・建設的なご提案、ご議論を期待したいと思います。
　会場の米子コンベンションセンターは山陰鉄道発祥の地であるJR米子駅に近く、駅の北口から歩いて5分、高速の山陰道米子西ICから車で5分。米子鬼太郎空港から車で25分（JR米子空港駅から米子駅まで鬼太郎列車でICOCAが使えます）です。学会終了後は海に湯が沸くと唄われた皆生温泉に浸かるも良し、一昨年NHK番組日本の最強の城に挙げられた米子城跡の石垣から360°の絶景を楽しむも良し。出雲国風土記に記された日本最古の神山、大山の開山1300年祭から6年を経た現在の紅葉の大山を愛でるも良し。1300年を経た古事記の内容1/3以上がこの地方の出来事であり、そのゆかりの地を巡るも良し。空港近くのアジア博物館・井上靖記念館でアジアの伝統文化に触れるも良し、21年連続日本庭園世界一の足立美術館で横山大観などの日本画や北大路魯山人の陶芸に触れるも良し。べた踏み坂の先にある大根島には鰻料理の有名店や紅葉の夜景を楽しむ由志園があります。「食のみやこ鳥取」の冬の味覚松葉ガニは漁の解禁2週間後でちょうど食べ頃。平安時代からの大山牛馬市に始まり、現在の日本のブランド牛の始祖と言われる鳥取和牛の中でも、低温でとろけるオレイン55の商標を持つ鳥取和牛を、牛しゃぶの生まれた鳥取の地で味わっていただきたいと思います。
　皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。