1961年千葉県生まれ
1988年千葉大学医学部卒業、1993年千葉大学医学部大学院修了。外科専門医、病理専門医を経て現在は執筆業に専念。放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター病院の病理医時代、医師として死因究明問題にコミットしAi(オートプシーイメージング=死亡時画像診断)の概念を提唱、Ai学会を創設し、社会導入を進める。
2006年1月「チームバチスタの栄光」で第4回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞して作家デビュー。同作は映画化、ドラマ化された。すべての小説は同一世界観で統一され、「桜宮サーガ」と呼ばれる。ドラマ化作品多数でシリーズ累計1500万部突破。シリーズ最新刊はコロナ・パンデミックの日本社会を描いた「コロナ黙示録」(2020年7月)、「コロナ狂騒曲」(2021年9月)(ともに宝島社刊)。
ほかにキューバ革命に焦点を当てた「ポーラースター」シリーズがある。最新刊は本年2月から3か月連続刊行した、北里柴三郎と森鴎外の確執を描いた小説「奏鳴曲 北里と鴎外」(文芸春秋)、並びに二人の評伝「よみがえる天才7 北里柴三郎」「よみがえる天才8 森鴎外」(共にちくまプリマ―新書)。