第73回日本農村医学会学術総会
第73回日本農村医学会学術総会
学会長挨拶
第73回日本農村医学会学術総会

学会長  佐藤 賢治

新潟県厚生連佐渡総合病院 病院長
 第73回日本農村医学会学術総会学会長を務めます新潟県厚生連佐渡総合病院病院長の佐藤賢治です。学術総会開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。
 日本農村医学会学術総会は、日本農村医学会が設立された1952年以降毎年開催され、全国の厚生連病院や大学等の研究機関から、農業や農村の生活に関わる医療、病院と地域での医療の実践、多職種連携など多彩な研究結果や取り組み成果が集まります。学会活動と学術総会の知見は、会員の知識・技術の向上のみならず、地域医療に貢献しています。本学術総会も、会員の皆様、地域医療に関わる方々、そして国民の生活に資する会となるよう尽力する所存です。ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 医療をはじめ保健福祉サービスは目覚ましく発達した一方、急速に進む人口減少・少子高齢化は世界が経験したことのない社会課題となり、喫緊の対策が求められています。これまで培ってきた私たちの知の延長だけでなく、特定の職種・組織を越えた多職種・多組織の協働は課題解決の必須要件です。こうした背景から、本学術総会のテーマは「多職種で紡ぐ地域医療の未来 ~超少子高齢社会への提言~」としました。短絡的な連携ではない協働で明るい未来を創り出していこう、との思いを込めています。
 地域医療の課題は地方・都市部で異なりますが、本質は共通であり、対策の優先順位や対象範囲が変わってきます。学会長講演と特別講演ではここを探っていきます。新潟県佐渡市は人口減少・少子高齢化先進地域であり、行政と医療福祉関係者が民間企業の力を借りて地域を挙げた対策を進めています。企業の取り組みを紹介し、企業も「多職種」の一員と捉えます。佐渡市で行われている環境を守る農法に着目し、農業から生活環境を考えます。シンポジウムでは、病院運営に欠かせない事務職の活躍に焦点をあてます。また、佐渡には太鼓を用いたWell-beingへの取り組みがあり、当院や看護学校、団体が楽しみながら研修する機会として活用しています。“見る”のと“たたく”のは大違い、“たたいて”いただく体験セミナーを開催します。新潟県と言えば日本酒、新潟大学には日本酒に関して分野横断的に研究する日本酒学センターが設立されています。こちらも「多職種」であり、文化講演をお願いしました。
 会場は新潟市にある「朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター」です。新幹線、飛行機、自動車などアクセスも良好です。明るい未来を目指す多くの方々のご参加を心よりお待ちいたします。
【総会事務局】
JA新潟厚生連 佐渡総合病院
〒952-1209 佐渡市千種161
TEL:0259-63-3121(代) FAX:0259-63-6349
E-Mail:sghp.nouson73@sado-hp.jp
【運営事務局】
株式会社キョードープラス
〒700-0976 岡山県岡山市北区辰巳20-110
TEL:086-250-7681 FAX:086-250-7682
E-Mail:nouson73@kwcs.jp
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