第62回近畿理学療法学術大会
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大会長挨拶
第62回近畿理学療法学術大会

大会長 安井 常正

新宮市立医療センター
 この度、第62回近畿理学療法学術大会を対面+Web開催のハイブリッド形式で2023年2月5日に開催させていただくことになりました(感染状況によりWeb開催のみとなる場合があります)。
 今大会を開催するにあたりテーマを、「理学療法の創発 -医療・介護・予防分野での可能性-」とさせていただきました。創発とは、寄り集まって想定される単純な個々の総和に留まらず、様々な要素が集積し1+1が3にも4にもなるような様を指します。今大会では医療・介護・予防分野など、さまざまなフィールドで活躍している理学療法士たちが結集することで、科学的根拠に基づいた理学療法学の知見や実践での学びが個々の分野に留まらず、私たちが未だ経験したことがない新たな理学療法学の創発の場となることを目指しています。コロナ禍を経験し新たな生活様式となった中で迎える今大会は、今だからこそ様々な分野の最新の理学療法学という同じ輪の中でつながり、そして感じられる機会となり、それが多くの創発のきっかけとなるような大会に必ずなると思っております。
 昨今の理学療法士の現状をみてみると、本来漸々修学が基本であるはずの理学療法士の業がそうではなく、根拠に乏しい業ではないテクニックにひた走る理学療法士が多く見受けられるように思います。我々に求められるのは科学的根拠に裏付けられた理学療法の提供であり、漸々修学を基本に最新の知見・技術を共有しながら科学的根拠に裏付けられた「守」・「破」・「離」の確立こそが、多様性が求められる現代においても普遍の原理ではないでしょうか。
 今大会では、このテーマに沿ったシンポジウムや各分野の教育講演を準備しております。先程述べました普遍の原理を再認識したうえで、理学療法の創発から新たな発見につながる大会になればと思っております。
 皆様方の今後の臨床、教育、研究活動に資する内容となるように、和歌山県理学療法士協会会員一同、精一杯努めたいと思いますので多くの皆様の御参加を心よりお待ちしております。