座長:中村裕子(鳥取大学医学部脳神経小児科学)
ねらい
在宅で生活する医療的ケア児は全国で約2万人存在すると推計されており、災害時には、最も注意を払うべき災害弱者と言える。
我々、小児神経科医は、医療的ケア児に必然的に関わる機会が多く、児の医療的ケア内容や生活環境も様々である。そして、医療的ケア児支援の中で災害時対応の重要性は年々増すばかりである。退院支援や外来長期フォローを行う中で、我々は保護者や支援者に災害時の対応を考え伝達する立場である一方、医療的ケア児には精通していても災害医療に精通できているわけではない。
そこで、災害対策委員会は、医療的ケア児が自宅で災害に遭遇した場合を想定し、各地域で災害医療について検討する際に使用できる研修会ツールを作成した。このツールを用いることにより、各地域における医療的ケア児の災害支援の機運が高まり、誰でも簡単に研修会が開催できることを目標とし、災害対策が進むことを願っている。
今回、我々はこのツールを用いた研修会を各地で開催してもらうために必要なファシリテーター養成講座を行う。
2時間のうち、1時間30分は実際に研修会に参加してもらい、30分でファシリテーターとして必要な内容について伝える。志のある多くの学会員の参加を願うと共に歓迎する。
詳細
事前申込受付期間:4月16日(水)~5月21日(水)まで 5月30日まで 締め切りました。
本学会の参加登録をされた方に限り、申込が可能です。
開催日時:6月4日(水)17:40~19:40
会場:第8会場(米子コンベンションセンター 3F 第2会議室)
参加費:無料
定員:48名
受付期間内でも定員に達し次第、申込を締め切らせていただきます。